日本人は知らない…ウォール街や兜町を揺るがす金融ベンチャー「コインベース」の驚異

山本 康正 プロフィール

東証やナスダックがなくなる?

同時にAIの処理など、付加価値の高いサービスを行える可能性があります。

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なぜ、やらないのか。クラウドにすると、メンテナンス手数料が半分以下になるからです。そのためシステムを請け負っているSIベンダーから提言することはなかなかないでしょう。

しかしこのような旧態依然の利益に依存する企業やサービスは、イノベーションのジレンマに悩まされることになります。

2020年10月に東証のシステムに障害が起きました。同時期に三井住友銀行が主導となり、民間企業が私設で取引所を作るとの話が上がっています。

東証やナスダックのシステムに接続するための料金が高額であり、利用者から不満があることも、理由の一つでしょう。当然、より利便性の高いプランが実現すれば、東証やナスダックは飲み込まれ、なくなります。

 

対してコインベースは、多くの人が集まり売買量が増えることで、より多くの利益を得る。そうしてさらに扱う商品やサービスの質を向上させ、多くのユーザーを囲い込む。規制とバランスを取りながら拡大することができれば大きなポテンシャルがあります。

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