日本人は知らない…ウォール街や兜町を揺るがす金融ベンチャー「コインベース」の驚異

山本 康正 プロフィール

危機に立たされる証券取引所

証券取引所は、なんのために存在しているのでしょう。企業が上場することの審査や、監視や規制という意味合いもありますが、結局のところ、買い手と売り手が出会うマッチングの場です。

Photo by iStock

つまりネット取引が主流になっている現在においては、リアルな証券取引所という物理的な場所は、意味を持たないのです。

重要なのは、いかに多くの人を集めることができるか。そして、利便性の高いプラットフォームであるかどうか。この両方を、コインベースは備えているのも特徴です。

その結果、どのような未来になるのか。従来からあるリアルな証券取引所ならびに、人を介してだけの証券会社は規模を縮小していくでしょう。

究極を言えば、国の制限がなければ東証やナスダックよりも効率的な市場を作ることが可能です。ウォールストリートや兜町は、これから先の世界では、がらりと姿を変えていると私は思います。

 

そもそもどちらも都心の一等地に、あれだけの物理的なスペースを抱えていることが、現在のデジタル化トレンドに反しているからです。

クラウドで一部代替できますし、逆に、東証にあるオンプレミス(現場にある)のレガシー(古い)システムよりも、よりセキュア(安全)で高速なシステムが組めるようになってきています。

SPONSORED