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その食事が実はストレスに?「深夜のコンビニごはん」でもストレスをためない食べ方

満員電車での通勤、面倒な職場の人間関係、深夜までのパソコン作業……。現代のビジネスマンは、毎日ストレスにさらされている。加えて、近年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、仕事帰りに食事をする場所もままならない。そのため、遅い時間にもかかわらず、ストレスを感じてついコンビニでラーメンやカツ丼などのガッツリしたものを買ってしまう方も多いに違いない。

実は、ストレス解消のつもりで食べているそれらの食事が、逆にストレスを増加させることにつながっていることを、ご存じだろうか。なぜ食べる物によってストレスが溜まるのか? ストレスを溜めずに、満足感を得ることができるメニューはあるのか? 管理栄養士の手嶋英津子さんに話を聞いた。

その食事、あなたのストレスを増やすかも

帰りが遅くなったりストレスが溜まったりすると、食べ応えのあるものや味の濃いもの、辛いものが食べたくなりますね。その気持ちはとてもよくわかります。しかし、選ぶものや食べるタイミングによっては、そのせいでさらに脳にストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまいます。

どのような食事が脳にストレスを与えるかというと、「高脂質のもの」。

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ですから、「高脂質のもの」を避けて選べば、遅い時間だったとしても丼物や麺類を食べても大丈夫です。その上で、栄養バランスの面から「主食(ご飯や麺などの炭水化物)+主菜(肉や魚などのタンパク質)+副菜(野菜)〔+汁物〕」の組み合わせも意識すると良いでしょう。

では、なぜ「高脂質のもの」を食べることがストレス増加につながるのでしょうか。それは、「脳と腸がつながっている」からです。

腸は、「第二の脳」と呼ばれるほど脳との関係が深いもの。ですから、消化に悪いものを食べると腸に負担がかかり、その負担によって脳にストレスが溜まります。また、脳にストレスがかかると腸の働きが悪くなります。これを「腸脳相関」と言い、腸と脳は互いの働きが影響し合う仕組みになっているのです。

例えば、脳にストレスがかかった状態だとします。すると、交感神経が上位になり、その状態だと睡眠の質が落ちてしまい、消化吸収が抑制され、うまく栄養を吸収できなくなってしまいます。また、睡眠不足によるストレスが脳にかかるため、腸に影響が出てお腹の不調が起きます。すると、お腹に不調によって脳にまたストレスがかかるという悪循環に陥ってしまうのです。

つまり、消化に悪いものを避けて腸に負担がかからないようにすることが、「負のスパイラル」から抜け出る一歩になるというわけです。

最初に「高脂質のものは避けましょう」と言ったのも、これが消化に悪いものの一つだからです。脂質に関しては、栄養成分表示に掲載されていますので、表示を確認し、脂質が高いものを避ければ大丈夫。また、「高カロリーなもの」も脂質が高い場合が多いので、夜遅くには食べないほうが良いでしょう。

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