「片方の親がかつてのパートナーに子どもに会わせない」それは時折問題になる。離婚やDVなど複雑に絡んでくると、簡単に結論を出せないことも多い。しかし、未婚の母が、認知を受けていない実の父親のことを特に話さずに子育てしてきた場合はどうなのだろうか。

未婚の母として相手の認知も受けずに出産、母子で快適に暮らすためにも、NYへの移住を決意したナナさん。娘から父親について聞かれたことはなく、あえて言うこともなく14年の時が経っていた。しかし日本人の「彼」から、子どもを実父に会わせるべきだ、それは子どもをマインドコントロールしているからだと責められてしまう。そして子どもの意志も確認したうえで、実父を探すことに……。

実はこの連載はナナさんの「婚活日記」なのだが、なぜ49歳の母が「今」婚活を始めようかと思ったかに大きく関係する「娘と実父」の問題をお伝えする。

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「実の父親」をSNSで見つける

以前Facebookで連絡を取ったことのある娘の実父のT君がFacebookから消えていたことを受け、T君を探す決意をした私。
そして私はT君をTwitterで見つけます。そこで、なんと、彼が結婚して子供もいることを知るのです!ああ!良かった!本当に良かった!ずっと、私のせいで、結婚歴のない彼に隠し子がいるという状況ができてしまい「私は二度と現れないし、口外もしないから、子どもなんていないと思って生きていって欲しい」とは伝えていたわけですが、それでも一度会った8年前(2021年現在から数えると10年前)はまだ彼は結婚しておらず、やっぱり色々難しいのかな……、と申し訳ない気持ちでいました。ですから今は結婚してとても楽しそうに子育てもしていると知って、すごく嬉しくなったのです 。 

Twitterで幸せそうにいた。それがなにより嬉しいことだった Photo by iStock

しかし、このタイミングで、私がコンタクトを取るのもどうかと考えましたがTwitterに「自分だけこんなに幸せで申し訳ない気分」と育児について書いていたので、思わず「私も幸せだから安心して! ところで連絡取れますか?」とコメントしてみました。T君のTwitterはDMが出来ない設定だったのです。するとすぐコメントに返事があり連絡先をくれました(で、これらのコメントはすぐに削除しましたよ)。

「自分が今連絡をとっていることが良いのか悪いのかわからない」という迷いともに「もし、娘が会いたいと言ったら会ってもらえますか?」という内容のメールを送りました、すると返事は10分後。「(略)いつでも会えるよね。答えはわからないというより、それぞれにあると思う。無いかもしれないし。Nと一緒に考えることが一つの答え自体にも思える。問題は無限にあるしね」という内容でした。
彼は娘とはほとんどの一緒の時間を過ごしたことがないのですが、その返事の速さと内容に、彼には、目の前にはいないけれど娘がいた14年があるのだな、と思いました。

14歳の娘にこのことを伝えると、「面白い人だね。会えるのかぁ。それは良いことだよ」とあっさり喜んでいました。そしてすぐに「会うタイミングは私が決めるからね。すぐに会えとか絶対言わないでよ」と念を押されました。大人の思惑には乗せられないティーンエイジャー。親のコントロールなんてクソ食らえな娘です。