会いたがらない理由はマインドコントロールなのか

彼から「娘のNは実の父に会うべきだ」と会うたびに何時間も言われ続けて約1ヵ月。それまで真剣に向き合っていなかった私も、確かに考える必要があるな、とも思うようになっていました。

ただ、どうしてもこの件に関しては私だけの問題ではなく「いや、私の場合、私が勝手に産んでるし、私から父親に会って欲しいとかいう権利もないんだよ〜。あなたと子供が会えない状況とはちょっと違うと思うよ。そもそも娘も会いたがってないし……」と言いました。実際、娘に父親の話をした時に、会ってみたいとか思う?と聞いたところ、「今は興味ないな」と返ってきていました。

しかし、彼は眼の色を変え、
「それはみんながナナさんのマインドコントロールの下にあるからですよ」と返してきました。

なるほど、確かに発展途上国の子供たちは、学校に行かせてもらえず働かされている子もいるが、支援団体の人が彼らに「学校に行く権利があるのだから、学校に行こう」と言っても学校に行ったこともないし、親は必要ないと言うしで、学校に行きたいと思わない子が多いという話を聞いたことがありました。 それと似ていると言えば、似ている状況かもしれません。本人たちからは何も言ってきてないけれど、それも全て私のコントロールの下にあるからみんなそうなっていると言われれば、本当にそうなのかもしれないのです……。

そうは言っても、うちの問題は、「当の父親が娘に本当に会いたいと思ってない可能性も多大にある」ということでした。しかしそれを強調しても「子供に会いたくない父親はいない! 血のつながりとはそんな簡単なものではない!」と、なんともそこは迷信的。完全に離婚した妻との間の子に会えなくなっている自分と重ね合わせているとしか思えませんでした。 

しかし 、責められ続けて1ヵ月すぎたあたりで、私も段々「確かに、私が決めつけている。父親と連絡をとって、本人にどう思うか聞いてみよう!」と、思い立つのです。相手の本音を聞く、と言うのが、私の本当に苦手なことなのですが(これもまた、恋愛下手の共通項のようだと、後の婚活を進めていくことで認識していくことになります)。

実父のT君とは、最後に会った時から約8年経っていました。Facebookからも消えていました。そこで私はFacebookからは消えた、T君を探すことを決意したのです。

Facebookからはいなくなっていた…(写真はイメージです)Photo by iStock