「娘は父親に会うべき」にこだわる理由

「とにかくNちゃんはお父さんに会うべきです」

その後も、彼と話すたびにこの話題になります。
前の記事でもお伝えした通り、彼は離婚したあとに自分の子どもに簡単に会えなくなっていました。

そこで私はそのうち、そうか、彼は子供に会いたいのだけど、そんな自分の気持ちが元妻に受け入れられないので「子供には親に会う権利がある」という、子供側に要点を置いて話しているんだと考えるようになりました。これは、彼が「元妻としたい会話」なのだ、と。そこからは、この話題になると「ああ、自分の子に会いたんだな、元妻に言いたいことを私に言ってるんだな」と心の中で思いながら聞いていました。

自分が子供に会いたいという思いを、別の人物にぶつけてしまっているのでは…(写真はイメージです。写真の人物は本文と関係ありません)Photo by iStock
-AD-

ただし、この会話、始まると4時間、5時間、6時間と延々と続くのです。
そして、最後は痺れを切らし「この話が続くなら、もう別れた方がいいよね。私のこと嫌いだよね?」というと「好きです。前に進むためにもここを乗り越えてください」と返ってくるんです。そして、この「前に進む」という響きは私にとってはとても甘い響きに聞こえたのです。なんと言っても恋愛ポンコツ歴49年ですから、なんでもいいから前に進みたい!! 私が悪いのなら私が変わろう! うん、私はおかしい!となってしまっていたのです。