ヤンマというアパレル会社のデザイナー兼社長で東日本大震災ののち伝統産業である会津木綿の工場で代表もつとめるようになったナナさんは、結婚歴0回のシングルマザー。今まで結婚したいと思ったことはなかったようだが、2019年の夏から婚活を始めた。しかもNYで。

いったいなぜ婚活を始めたのか。そしてそこでどのような恋愛をしていったのか。
これは相手の名前はふせながらリアルを綴る、婚活ドキュメンタリーである。

第1回はそもそも「婚活しよう」と思うに至ったふたりの男性との出会いについてお伝えした。ひとり目は仕事によって差別をすることがわかった男性、そしてふたり目はナナさんが卒業した大学の同窓で、年下の男性だった。ナナさんの記憶だと、向こうからのアプローチで火がつき、つき合うことになったのだが、その彼が「付き合うにあたりこれだけは話しておきたいことがある」といい始めたのだ。

そのことが、墓場まで持っていこうと思っていた出来事に大きくかかわり、未婚のシングルマザーとしての大きな転機になったのだという。

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未婚の母ですが、それを推奨はしていません

前回、15年ぶり(いや20年ぶりかもしれない……、しつこい)にできた彼氏に、付き合いだした翌日に「ナナさん、僕はナナさんと付き合うにあたりこれだけは話しておきたいことがあるんです……」と言われたところで終わりました。

彼には壮大なミッションがあったのです。

その前に、私は未婚の母なのですが、これについては大多数の人が???と思うものだと思っています。私は楽しく暮らしているとは書きましたが、決して未婚の母を推奨してはいませんのでそこははっきり申し上げておきたいところです。大体の未婚の母は進んでそうなったというよりは、突然その選択肢が目の前に出てきた、という人が多いと思います。妊娠が分かり、結婚もできなそう、となった時に自分がどう判断するかは誰にも予想がつかないと思うので、リアクションは良いも悪いもなく??? なままで良いと思います。

友人たちも、楽しそうにしている私たち親子を見て「未婚の母もいいよね〜」と(たぶん半分は気を遣って)言ってくれていますが「やっぱり物事に順番は大事。伴侶の後に子供の順番がベストだとは思うよ」と答えています。私の場合ですが、子供ができた瞬間、他のことはどうでもよくなってしまったので、おそらくこれは女性の本能のようなもので、子供ができた後に子供と同等もしくはそれ以上に彼氏や夫のことを考えるのは到底難しいと思いました。なので、結婚(事実婚でもいいと思います)そして子供、という順番は理想的なのだろうな、と思いました。

何を当たり前のこと書いてるんだ!? と突っ込まれそうですが、「当たり前ってなんだ?」ってことを考えるのも、私の人生、そしてこの婚活in NYにおける一つのテーマになっていきます。

ナナさんは、いろんな事情があって結婚をしなかった。ただ、それを推奨するつもりは毛頭ない(写真の人物と本文は関係ありません)Photo by iStock