1500万円の「築古マンション」購入で、40代夫婦が「勝ち組」になれたワケ

安くても「管理状態」が良ければ狙い目
岡本 郁雄 プロフィール

わずか0.3%の選択

もともと、奨学金で大学に進んだMさんは、大きな借入に抵抗があったという。年収に対して、少ないとも思える購入予算もかつての経験からだ。

因みに、「2020年首都圏新築マンション契約者動向調査」(SUUMO発表)によれば、2020年に首都圏で新築マンションを購入した人の平均借入額は、4,864万円と年々上昇してきている。世帯総年収1000万円以上の夫婦共働きに限れば5945万円。Y夫婦のように借入額が1,000万円未満だった人は、住宅ローンを利用した新築マンション購入者のわずか0.3%にすぎない。

高年収かつ安定した大企業に勤めていれば安心なのかもしれないが、リーマンショックや大規模自然災害、パンデミックなど不確実性が高い時代だ。Y夫婦のように中古マンションをリノベーションすることで総予算を抑えるというのも一つの選択肢だろう。

好調なマンション市況を受け、Y夫婦の住むマンションの市場価格も大きく上昇しているようだ。月20万円ほどの家賃を10年以上払わずに済んだと思えば、すでに元は取ったとも言える。

 

Y夫婦は、低予算で満足いく住まいが実現できたポイントとして、購入のタイミングが良かったことに加え、不動産知識の豊富なプロに相談したことを挙げた。

目に見えない管理の状況などは専門知識がないと調べるのが難しい。物件情報はインターネットでいくらでも探せるが、押さえるべきポイントは素人では理解できない。築年数が古いマンションなら、なおさらだ。

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