コロナ禍で増加中のあの沼

沼堕ち――。

一見浅いと思っていた水面に足を踏み入れる。いつもと違う感覚!? なんて思っていると足場は徐々に不安定になり、気づいたときには、膝まで腰まで、胸元までとあなたを沈めていく……。そして、底がわからない沼から抜け出すのは、難しい……。

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そんな沼にあなたは堕ちてはいないだろうか。コロナ禍では「出会い系アプリ沼」「通販沼」といろんな沼が出没しているが、ここ最近、SNSなどで注目されているのは盛り上がっているのが「美容沼」だ。コロナ感染が始まった当初は、通院自粛もあり、来院数が低下し困っている美容クリニックも多かったが、今はコロナ禍前よりも治療数が増加しているところも増えている。

この美容沼にハマった女性の生きざまを寄稿してくれたのは、10年以上、女性の「実は私は……」という告白を聞き続け、『不倫女子のリアル』、『貧困女子のリアル』 などの著書もある沢木文さん。彼女は、さまざまな沼に堕ちた女性たちと接してきた。満たされない何かを抱える人の多くは、“沼”ともいえる状況に陥り破滅秒読みに状態になっていることもあるという。

今回は、「美容沼」の中でも、コスメなどの美容オタクに留まらず、顔に注射やメスなどを入れてしまったいわゆる「美容整形沼」だ。

「コロナ禍では人に会う機会が極端に減る。さらに、外出時はマスク着用で顔を隠すこともできる。だからこそ、ダウンタイム(施術後に回復するまでの時間のこと)をものともせず、最新美容施術にハマる人が増えている。月に20名近くの女性とオンラインなどで取材をするが、この美容整形沼にハマっている人は想像以上に多い」と沢木さんは語る。

今回登場する女性が美容沼にハマったいきさつから、沢木さんがインタビュー、詳細を綴ってもらった。

メンテナンスも必要で一生抜け出せないと語る美容整形沼。photo/Getty Images