150年前の言葉の真実

アイルランド出身の19世紀の作家オスカー・ワイルドはこう書いています。
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もしあなたがグローサリーの店主や軍人、政治家、裁判官などになりたいとしたら
当然目指した者になってしまう。
それがあなたへの罰だからです。
もしなりたいものを決めずにダイナミックでアーティスティックな人生を歩めば、
もし毎日自分のことを決めつけずに人生を過ごせば、
あなたは何にでもなれるのです。
それがあなたへの報いなのです。

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アイルランドの詩人で劇作家・作家のオスカー・ワイルド。『サロメ』『幸福の王子』などの作品は世界中で翻訳され、名言の多くが語り継がれている Photo by Getty Images
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オスカー・ワイルドは、「現実を見なさい」という若者に対する声かけがそもそも間違っていると語りかけています。
人はひとたび「軍人」「政治家」「裁判官」といった名詞を目指してしまうと、それ以上の人間にはなれません。大人が子どもに、「将来あなたは〇〇になりなさい」「△△学校の生徒になりなさい」と名詞を目指すように仕向けるのは、子どもにあらかじめ限界を作ってしまう「罰」だというわけです。

そもそもこれだけ激動している時代、その職業が未来も今と同じように輝かしいものであるとは限らないし、目指す職業がいつまであるかもわかりません。その職業がなくなってからでは、「他に目を向けさせてもらえなかった」と親や自分を恨んでも遅いのです。今、世の中にないものを形にするクリエイティビティも育ちません。名詞を目指したばっかりに「罰」を受けることになってしまうわけです。

けれど、どんな親も我が子には、自らの可能性をできる限り伸ばして、その未来を輝かせてほしい、と願っていることでしょう。では、子どもを伸ばしたい親は、どのように声をかけるべきなのでしょうか。