2021.06.23
# 不動産

マンション「賃貸・持ち家」論争に住宅のプロが出した「ひとつの答え」

狙い目の物件が実はあるんです
間取り、路線価、借地権、住宅ローン、固定資産税、管理組合……。家を買ったり借りたりするうえで、知っておいたほうがいい事は山ほどあります。でも、実際はよくわからず、将来に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、「住宅知識ゼロ」の編集者・梅田直希さん(29歳・二児の父)が、住宅ジャーナリストの日下部理絵さんに、住宅に関する疑問をゼロからぶつけてみました。
今回注目するのはズバリ、「賃貸か、持ち家か」問題。果たしてどっちがオトクなのか、答えの出ない問いについて住宅のプロはどう考えるのでしょうか。本記事はサンマーク出版『すみません、2DKってなんですか?』(共著:小林義崇)を再構成、一部抜粋してお送りします。

コロナで「賃貸vs持ち家」論争に変化が

梅田直希(以下、梅):いきなりなんですが、リアルなことも聞いていいですか?

日下部理絵(以下、日):なんでしょうか?

:賃貸と持ち家、お金の面で結局どっちがお得なんですか?

:これは究極の選択で、多くの専門家たちが研究し、様々なメディアが取り上げてきました。もちろん、「選ぶ人の生き方や価値観次第」と言ってしまえばそれまでですが、費目をすべて洗い出して検討すると、色々見えてきますよ。 

:ぜひ教えてください!

photo by istock
 

:まず、両者の違いを押さえましょう。「賃貸」の場合、最後に物件が手元に残りません。 また税金面での優遇が一切ありません。その代わり、地震や火災などで被害をこうむっても、「次の家を探せばいい」という気楽さがついてきます。「持ち家」の場合はこの逆で、 天災などで被害に遭っても自己責任、自分で処理しなくてはいけません。 

:なるほど。コスト面ではどれくらい違ってきますか?

「トータルで見ると、あまり差がない」というのが一般論です。けれど2013年頃から「アベノミクス」の影響で不動産価格が高騰して高止まりしています。また2020年からのコロナウイルス流行で、今後、差が開く可能性はゼロではありません。 

:アベノミクスがどう影響したんですか?

:ざっくり説明すると、アベノミクスのおかげで多くの資金が不動産市場に流入した結果、 不動産価格が順調に上昇し続けました。また、観光などで日本を訪れる外国人が増えた結果、商業地の需要も伸び、それにともない地価も押し上げられました。

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