40歳パパ活女性…手取り18万の教員の仕事だけでは「オタ活」もできない辛い現実

パパ活~新貧困時代の女たち(3)後編

ここ数年、パパ活というカジュアルな呼称で性商売に手を出す女性が増えている。

パパ活アプリを使って資金援助してくれる男性を探し、食事やデートあるいはその先の行為を提供して稼いでいるのだ。

彼女たちはなぜ、パパ活に手を出してしまうのか。

記事前編では、「推し」に課金するためパパ活している40歳女性のインタビューを掲載した。後編では、本業だけでは「オタ活」もできないシビアな現実、そして「パパ活に抵抗はない」と話す彼女の性事情について深掘りしていきたい――。

※本記事は、パパ活女子がインタビューで語った内容を一切脚色せずにまとめたものです。決してパパ活を推奨する意図ではないことを注記します。

 

手取り18万円では「推し」に課金できない

CASE3
名前:奈津子(仮名)
年齢:40歳
職業:放課後児童支援員
パパ活歴:5年

「推しを追いかけている時が、一番幸せです」

インタビュー中、奈津子さんがもっとも生き生きとしていたのは、オタク活動の話をしている時だった。

作家・宇佐見りんさんの『推し 燃ゆ』が芥川賞を受賞したのも記憶に新しいが、昨今、年齢を問わず、推しを推すことを生きがいとしている女性は非常に多い。

奈津子さんの推しは、ジャニーズ事務所で「舞台班」をしているメンバーだ。

彼女曰く、もはやファンを超えた『リアコ』(※リアルに恋しているという意味)らしいが、どんなに大好きでもプライベートに踏み込むような真似はしないし、実際に付き合いたいとかそういう話でもないという。

一方的に推すだけの関係でよく、奈津子さんが「推し」から受け取るのは、雑誌や配信動画、舞台上から届けられる彼の近況と感謝の言葉だけ。それで十分に満たされる。

奈津子さんは大学時代に教員免許を取得しており、現在は放課後児童支援員として働いている。

放課後児童支援員とは「放課後児童クラブ(通称:学童)」に勤務する有資格の職員だ。

子どもたちが利用する放課後以外も庶務雑務に追われる仕事で、児童だけでなく保護者や行政との絡みもあって精神も体力も使う。

しかしそんな彼女の給与はというと、手取りでたったの18万円。

これでは「推し」に十分な課金をすることができない。それゆえ彼女は、足りない分を補うためにパパ活で稼いでいる。

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