〔PHOTO〕iStock

いま中国で「日本語学習者」が急増中、そのウラには「意外な理由」があった

ウェイボーで「トレンド入り」するほど

すごいスピードで増えている

中国では今年も「高考」(ガオカオ、全国大学統一入学試験。日本の「大学入学共通テスト」に当たるもの)が実施され、過去最高の約1078万人が受験した。

その「高考」について、注目を集めていることがある。

ここ数年、受験科目の一つである「外国語」を、英語ではなく日本語で受験する高校生が急増しているのである。

高考の終了直後には、今年初めて、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)のホットワードランキングの上位に「高考日語」(高考の日本語)という言葉がランクインしたほどだ。

2021年の高考の様子。感染症対策のため検温がおこなわれている〔PHOTO〕Gettyimages
 

中国教育部(日本の文部科学省に相当)のサイトには、高考の「外国語」では、英語のほかに日本語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を選択できると明記されているが、以前は、英語以外でも受験できるということが、ほとんど知られていなかった。

しかし、5年ほど前に、中国のとある日本語学校が「日本語なら、あなたも高得点が見込める」と宣伝したことなどをきっかけとして、じわじわと噂が広がり、日本語を選択する受験生が増加したのだ。

中国メディアの報道によると、日本語選択者は2016年には全国でも1万人に満たなかったが、2017年には約1万6000人、2019年には約4万8000人と増加し、2020年には10万人を突破した。今年の人数はまだ公表されていないが、さらに激増しているとも聞く。もちろん、全体から見ればまだ少数だが、他の外国語での受験者数は増えておらず、日本語だけが突出して注目を集めているのだ。

なぜ、高考の外国語科目で日本語を選択する高校生が急増しているのか? 理由はいくつかある。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/