気付いてないのは本人だけ!?
クサ〜イ!疲労臭にご用心!

週刊現代 プロフィール

 また、オルニチンサイクルの働きが低下すると、アンモニアがエネルギーを産生するTCAサイクルの邪魔をするため、体が疲れやすくもなる。

 アンモニアを体内で滞留させないためには、オルニチンサイクルの流れを正常に保ち、肝臓できちんと解毒させることである。それに欠かせないのがオルニチンだ。

「オルニチンはもともと人の体内に存在する物質です。これはオルニチンサイクルを活性化して、疲労物質であるアンモニアを解毒するため、体を元気にするのに重要な役割を持っています」(五味氏)

 気を付けたいのは、意外と自分のニオイは気付きにくいということ。疲労臭は肝臓の機能が低下していると、より発生しやすいと考えられるため、メタボで脂肪肝になっている人、病気でなくてもアルコールの飲み過ぎで肝臓が疲れている人も要注意だ。

「とくに夏場、汗をかいて脱水状態になると血液量が減少して、酸素を十分運べなくなります。人の体は、エネルギーを消費する過程でアンモニアを産生。過剰な運動を行うと、肝臓のオルニチンサイクルの解毒能力を上回るアンモニアが産生され、血中のアンモニア濃度が上昇してしまうことで、アンモニア臭(疲労臭)が出やすくなります」(五味氏)

 自分で疲労臭をチェックするなら、一般的にニオイ成分は皮下に動脈があるところが出やすいので、首筋などで判定するのがよい。もし、枕がアンモニア臭いなら、疲労臭を発しているサインだ。

「疲労臭は防ぐことができるもの。とくにこれからの季節は、オルニチンを意識して摂ったり、まめに水分補給してニオイ対策を」(五味氏)