2007年、19歳で結婚を発表し、20歳で結婚・出産をした“辻ちゃん”こと辻希美さん、杉浦太陽さんご夫婦。現在4人の子育てに奮闘する辻さんがこの度、自身の誕生日である6月17日に著書『大好きな人と結婚した、その後。』を刊行! 夫婦での生活にも、子育てにも、まっすぐに向き合って大切に暮らしている様が伝わってきて、様々な気づきを与えてくれる一冊です。FRaUwebでは特別に、本書で初めて実現した夫婦対談を前編・後編に分け、抜粋しお届けします。

<前編>では、初めての妊娠生活に夫婦共に戸惑い葛藤し、衝突してはなんとか仲直りする…ということを繰り返していた、と当時の苦労を振り返ったお二人。<後編>となる本記事では、結婚3年目にして訪れた離婚危機とその問題をどう二人で乗り越えたのか、今だからわかる「幸せな結婚生活のために必要なこと」、世間からのバッシングの変化などを語り合います。

「自分だけが違う世界に入ったっていうのがキツかった…」初めての妊娠生活に夫・杉浦太陽さんが葛藤したこととは?
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離婚危機を救ってくれた京都旅行

希美 彼の葛藤はわかっていたけれど、私は私で大変すぎて。行かないで! って必死でした。

太陽 それから二人目が生まれて、結婚3年目にして離婚寸前までいってしまった。お互いに「少し離れたほうがいいんじゃないか」と親を交えて話し合いをしたこともありました。ただそこで原点に立ち返って、僕は妻としてではなく、一人の女性としての希美が好きなんだ。だったらそれを大事にしようと決めました。のんはもう、自分の人生の一部になっていたから、自らそれを捨てることはあり得ない。ならば、距離を縮めていかなければ! と、誕生日や結婚記念日はめちゃくちゃ気合を入れてお祝いしました。それから、二人で京都旅行に出かけることを提案したんです。

撮影/福本和洋

希美 あの頃は毎日ぶつかってばかりでした。夫婦の危機だから、ということで両親に子どもたちを預けて行ったんですが、人生で一番楽しい京都旅行になりました。

太陽 二人きりで電車に乗って京都に行って、山に登って、鴨川沿いを散歩して、川床で美味しいものを食べて……。でもどんな話をしていても、結局は子どもの話になってた(笑)。

希美 そういう時間を作ることはすごく大事。どんなにもめていても、一度は好きになって人生を一緒に過ごそうと思った相手じゃないですか。女の人は子どもを育てていると、どうしても強くなっちゃうというか……。ときには相手に自分を委ねる機会を作ると、また距離が縮まるんじゃないかな。

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――3人目、4人目のお子さんも誕生して。すっかり安定感のある夫婦、という印象です。

太陽 結婚前、彼女は「仕事をやめてもいい」って言ってたけれど、もし本当に仕事をやめていたら「なんで私だけ」という思いがわいていたんじゃないかな。

希美 どっちかだけが我慢とか、どっちかだけが頑張っていたら絶対無理だったと思います。二人一緒に頑張って乗り越えてきたから、今の幸せがあるんだって、最近すごく思います。

太陽 子どもたちが頼ってくるから、自分たちがしっかりしなきゃならない。自然とそういう気持ちも生まれますね。

希美 ホントにそう。親としても夫婦としても、子どもたちに成長させてもらってます。子どもが増えるたびに、経験値も増えていくし。

太陽 余裕が出てくるよね。仕事と同じで、就職したての1年目はいっぱいいっぱいだけど、10年も勤めていれば、基本を踏まえて応用もできる。子育ても一緒です。