なぜ若者たちの間で“カジュアルドラッグ”が蔓延しているのか(Yさん提供)

日本の若者“カジュアルドラッグ”大量服用の深刻実態…市販の風邪薬が中毒の入り口に?

現代社会で深刻化するドラッグ乱用問題だが、入り口となる「薬物」は今や大麻などの違法ドラッグだけではない。

今日、若者のあいだで流行っているのは、ドラッグストアで普通に買える市販のせき止め薬や風邪薬。それらを大量に服用することで、違法ドラッグと似た効用が得られることから、“カジュアルドラッグ”として10年ほど前から密かに若者たちの間で流行っているという。

例えば、せき止め薬「エスエスブロン錠」(以下ブロン錠)、そして風邪薬「パブロン」シリーズには、麻薬と同様の鎮痛成分「コデイン」が含まれている。コデインには、中枢神経を覚醒させる成分と鎮静させる成分の両方があり、大量に飲むと高揚感や多幸感を得られるとされているのだ。

(Yさん提供)
 

また2018年に行われた厚生労働省研究班の調査では、驚くべき実態が明らかになった。精神科への通院歴がある、薬物依存に苦しむ10代患者の4割以上が、せき止め薬や風邪薬などを乱用した経験があったというのである。2014年に行われた同様の調査では乱用経験者がゼロをマークしていたことから、近年で市販薬の乱用者が急増していることがわかるだろう。

ドラッグストアで簡単に買える“カジュアルドラッグ”。若者たちは、違法ドラッグなどの代替品として市販薬を乱用しているのだろうか。そして一体、どういったきっかけや理由で乱用を続けるのか。実態を探るべく、“カジュアルドラッグ”使用経験のある2人の20代女性に取材を試みた。

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