自分にとって理想の仕事スタイルとは、どんな働きかたでしょうか。これまで働き方を変えるには、まず仕事を変えることが主流でしたが、今ではたくさんの選択肢が増えました。時間や場所にとらわれないリモートワーク、海や山、自然に囲まれた場所でのワーケーション、複数の仕事を同時に持って知見を広め、やりがいに繋げる複業、生活様式の多様化に合わせて暮らしから変える二拠点生活や移住など、働きかたは十人十色。自分らしく働けるスタイルをぜひ創造してみてください。

この一年で急激に増えたリモートワーク。会社か自宅かの選択肢だけでなく、休暇とからめたワーケーションなど場所や時間にとらわれないワークスタイルが人気を集めています。

教えてくれた人
島田由香さん
〈ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス〉取締役CHROとして、独自の人事施策を多数実行。2016年、Work from Anywhere and Anytime(略してWAA)という人事制度を導入。我慢をせず、自分の人生を満たしてこそ、最大限の力が発揮できるという考え方を広めている。

Q1リモートワークにはどんなスタイルがある?

時間と場所を軸に3パターンがあります。

場所を変える、時間を変える、両方変えるという3パターンがあります。在宅ワークは一つの選択肢。どこかのコワーキングスペースや、地方でもいい。今までは当たり前じゃなかった場所でも、自分がいちばん働きやすい場所で働くことで、可能性が広がります。

時間にしても定時という考え方ではなく、子どもの送迎や学校行事、副業など、仕事以外の大切なことを組み込んで考えればいい。夕方になると疲れる人もいれば、深夜のほうが元気な人もいる。パワーがある時間に企画を考えて、疲れているときはメールを確認しようとか、自分に合う時間の使い方を考える。タイムマネジメントではなく、1日のなかでどう動けば効率的なのかというエネルギーマネジメントですね。

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Q2リモートワークのメリットは?

仕事を含む人生が豊かになります。

場所や時間にとらわれず、ストレスのない環境で働く=ウェルビーイングが高いことによって、パフォーマンスは上がります。持っているのに発揮できていなかった能力を活かせるようになり、自分の可能性に気づく人も多い。

また、ワーケーションは特に、新しい人との繋がりによってアイデアのシェアや広がりが生まれます。場所を変えれば見える景色も変わり、脳への良い刺激にもなる。ひらめきが生まれたり、エネルギーやモチベーションがアップしたり。仕事の効率がよくなれば、働く時間が短くなるかもしれません。その余った時間を遊びに使うもよし、課題を解決したり、勉強などのスキルアップに使ったりするもよし。人生が自分らしく豊かになっていくはずです。