妻を支配する「モラハラ夫」に離婚を突き付けたら返ってきた”意外な反応”

モラハラの事例を弁護士が解説

モラハラの見えにくい実態について、男女問題に詳しい堀井亜生弁護士が解説するコラムの後編です。後編では、モラハラに悩む妻が相談に来る時の状況や、離婚を突きつけられた夫の対応について紹介します。妻によるモラハラについては、後日別の記事で解説をする予定です。

(※前編と同様、本原稿で挙げる事例は、実際にあった事例を守秘義務とプライバシーに配慮して修正したものです。また、罵倒や叱責といったモラハラの言動について具体的に書いていますのでご注意ください)

 

夫の支配が相談のハードルに

前編ではモラハラ夫の特徴や心理を解説しました。

このようなモラハラ夫に叱責され続けた妻は、ひたすら自分を責めるようになってしまいます。夫は常に「自分が怒るのはお前が至らないからだ」という論調で妻を叱責するので、そう言われ続けた妻は「こんなに怒られるほどのことはしていない」と思うことができなくなり、夫はいつも正しい、怒られるのは自分のせいと思うようになってしまうのです。

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その結果、心身の不調に陥ってしまうケースも多く、弁護士に相談に来る前に心療内科の受診歴がある人も多いです。

それでも、ふとしたきっかけで夫の異常性に気付くことがあります。相談に来た方で多いのは、「テレビやインターネットで取り上げられているモラハラの特徴が夫と全く同じで、夫はモラハラなのかもしれないと思った」というものです。

「これはモラハラなのかもしれない」「夫はおかしいのかもしれない」と気付くか気付かないかはとても重要なことです。

それでようやく周囲に相談したり、弁護士に相談の問い合わせをしたりするようになるのですが、それでもまだ思い切って踏み出すことはできません。

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