世界には循環のためのどのような取り組みがあるのか。今回は、環境に優しいプロダクトの最新トピックを紹介します。

寺院で捨てられた花をお香に変え、
女性の雇用も。

インド/PHOOL

お香は100%ナチュラルでハンドメイド。かわいいパッケージデザインで、贈り物にも最適。

それぞれの国の慣習により、ごみ問題も様々だ。インドでは人々が毎朝寺院に礼拝に行き、花を捧げる。だが、捧げられた神聖な花は大量のごみとなり、ガンジス川のような水域に廃棄され、水中で腐敗し、周囲を汚染してしまう。そうした寺院のごみ問題に挑んでいるのが〈PHOOL〉

集められた花を仕分ける作業をする女性たち。

寺院から毎日8.4トンもの花の廃棄物を収集。これらの神聖な花は、「フラワーリサイクリング」と呼ぶ独自の技術により、木炭を含まないお香に生まれ変わる。

〈PHOOL〉では、それをハンドメイドで作業する女性たちの雇用も創出。インドの女性たちは、あまり人がやりたがらない仕事を毎日しても、収入は決して多くない。

そんな女性たちが笑顔で働ける職場を生み、子供たちも学校に通えるように。背景にある色々なストーリーに思いを馳せながら、お香の香りを楽しんでみたい。
www.phool.co

歯と地球に優しい、粒の歯磨き粉。

ドイツ/DENTTABS

洗面所の風景がこんなふうに変わる。柔らかなバンブー歯ブラシとのセット販売も。

ベルリンで誕生した錠剤の歯磨き粉〈DENTTABS〉。100%天然成分、動物性原料不使用、プラスチックや人工安定剤、防腐剤も不使用。固形の錠剤タイプのため、有害な安定剤や添加物が一切必要なく、環境や資源に考慮したCOSMOS認証も獲得している。

一般的な歯磨き粉は、水に溶かされていることで成分の効果が出ないばかりか、長年使い続けることで歯や身体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるという。そこで、水を使わない歯磨き粉ができないかと研究したのが、商品誕生のきっかけとなった。1錠を口に入れてしばらくすると錠剤が柔らかくなり泡が立ち、磨き心地も抜群。パッケージもコンスターチをベースにした素材で紙をコーティングするなど自然への配慮も徹底している。
www.denttabs.de

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プラスチックごみが
ファッションアイテムに。

韓国/MONTSENU

メンズ・レディース両展開。韓国を超えたグローバルブランドを目指す。

韓国のファッションブランド〈MONTSENU〉は、2018年創業のスタートアップ企業。ペットボトルなどのプラスチック廃棄物から抽出したリサイクル繊維を使ってTシャツやコートを製作し、ベンチャースタートアップコンテスト大賞ほか多数の賞を獲得している。

海辺の街で生まれ育った創業者のパク・ジュンボムは、大学で海洋汚染問題や社会起業家精神の講義を聞いたことをきっかけにブランドの立ち上げを決意。“持続可能かつ、優雅でロマンティックなスタイル”をテーマに、映画や本、ドラマから得た哲学的なインスピレーションをデザインに活かす。「誰に言われるでもなく、自然とごみを拾うような優雅さを追求しています。素敵な服を着ると、素敵な行動をしたくなりますよね」
www.montsenu.com