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名門塾・サピックスの講師が教える「未就学・低学年の子ども」への教育で重要なこと

やるべきは「勉強の先取り」ではなく…

ここ数年、過熱の一途をたどる中学受験。リーマンショックで一時期は落ち込みを見せたが、2021年の受験者数はピーク時の2007年に迫る勢いだった。少子化や共働き率の増加による世帯収入増が追い風となり、今後も中学受験者数は伸びる一方だろう。

一般的に中学受験をする小学生が塾に通い始めるのは、小学3年生の2月から。だが、受験者数の増加を踏まえ、通塾前に何かできることがないかと考えている親も少なくない。

そこで前回に続き「男女御三家」と呼ばれる開成、桜蔭などの難関校に強いことで知られる中学受験塾、SAPIX小学部(以下、SAPIX)広報・企画部部長で現在も講師を務める広野雅明氏に「未就学児、低学年の親が子どもの学力を伸ばすためにできること」を聞いた。

広野氏
 

未就学のうちに必要なのは…?

――SAPIXには何年生から入塾できるのでしょうか。また、希望すれば誰でも入れるのでしょうか。

広野 小学校1年生から入塾できます。年長の11月に初めての入塾テストが受けられますが、このテストは「1から10までの数が書けること」「ひらがな、カタカナが読み書きできること」を前提にしています。

また、数字や文字が書けるだけでなく、さまざまな問題文を読んで、それを処理して解くことも必要です。

就学前の子どもが対象になるため、かつてはテストで問題文を読み上げることもおこなっていました。ですが、実際は入塾を検討するご家庭ではすでにこの程度の読み書きができることが分かったため、今のスタイルに落ち着いています。

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