妻を追い詰める精神的「暴力」、モラハラ夫の壮絶すぎる実態とその心理とは

夫の「理想の家族」願望で疲弊する家族

精神的暴力の見えにくい実態

モラハラとはどういうものなのか、最近モラハラが増えた背景にはどのような事情があるのかを、男女問題に詳しい堀井亜生弁護士が解説します。

モラハラとは、モラルハラスメントの略で、肉体的な暴力ではない精神的な暴力を指します。

モラハラという言葉が世間に浸透して一般的になるにつれ、かえって言葉の意味を軽くとらえて「モラハラ=口うるさい人」という程度に認識している人もいますが、上に挙げたように、モラハラというのは単なるお小言などではなく精神的な暴力の域に達する言動を指していて、内容によっては十分離婚原因になります。

450〔PHOTO〕iStock

DVに関しては、刑事事件として報道されることもあるので、「表向きは愛想のいい人が実は家族に暴力を振るっていることもある」という危険性が徐々に認識され始めていますが、モラハラをする人の実態が取り上げられることはなかなかありません。

そのため、モラハラを受けている家族が「自分は異常なことをされている」と自覚できず、むしろ自分が至らないからだと自分を責めてしまうことも少なくありません。

 

しかし、筆者が法律相談を受けている中で、夫のモラハラを理由に離婚したいというケースはこの数年で着実に増えています。

モラハラ夫とはどんな言動をするもので、その背景にはどんな特徴があるのでしょうか。妻によるモラハラについては、後日別の記事で解説をする予定です。

(※本原稿で挙げる事例は、実際にあった事例を守秘義務とプライバシーに配慮して修正したものです。また、罵倒や叱責といったモラハラの言動について具体的に書いていますのでご注意ください)

関連記事

おすすめの記事