“洗濯王子”こと洗濯家の中村祐一さんに、前編の記事(「部屋干し臭の原因は部屋干しじゃない」洗濯王子に聞いた、臭いの真相と対策)では、部屋干し時の悩みである臭いの原因や、部屋干し以前の重要課題である洗濯の仕方についてアドバイスをいただきました。後編では、部屋干しの洗濯物を効率よく、早く乾かすためのポイントを教えていただきました。

文・FRaUweb編集部

「温度を上げる」か「湿度を下げる」がポイント

――そもそも生乾きのようなイヤな臭いは洗濯物に一度つくと取れないものなのでしょうか?

臭いが出たときと同じように洗っていたら取れないですよね。なので、先ほどご説明したように「水の量を増やす」「すすぎをしっかりする」「柔軟剤を過剰に使わない」という方法で洗濯すれば、取れる可能性はあると思います(※詳細は前編の記事を参照)。

ただ、この洗濯方法では落ちない汚れや臭いはあるので、そういうときは漂白剤の出番。色素の汚れや時間が経った汚れ、雑菌臭のようなイヤな臭い、それこそ生乾き臭に効果的です。漂白剤は服にとっての薬みたいなイメージで症状が出たときに使い、通常、何も問題なければ使う必要はないもの。毎回使う方もいらっしゃいますが、無理に入れなくてもいいと思います。

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――では部屋干しするときの干し方のポイントを教えてください。

洗濯物を干すときにポイントになるのは、「温度を上げる」「湿度を下げる」かの2つになります。

干す場所は、室内で温度が高くなりやすい場所、もしくは空気が通りやすい場所や、湿気が溜まりにくい場所に干すことが重要。換気扇がついている場所の近くや、換気扇がなくても風通しがいい場所だと乾きやすくなります。ただ、梅雨時期だと湿度が上がりすぎてしまって、それだけだと乾きにくくなる日もあると思いますので、そのときは扇風機やサーキュレーターで風を送ってあげるといいですね。

そして、洗濯物自体のポイントとしては、表面積を広げること。例えば、シャツだったら襟を折った状態で干すのではなく、襟を立てて表面積を広げてあげるといいですね。重なったところは乾きにくいので、シャツならボタンをはずす、ズボンなら裏返してポケットの布を表に出すことも早く乾かすポイントです。

写真提供/中村祐一