部屋干しの悩みNo.1「臭い」の原因

――逆に、部屋干しのデメリットを感じることはありますか?

外干しに比べると、乾きにくさは多少あると思います。天気の良い日に外に干すと2〜3時間で乾くものが、1日かかることもあります。あとは、部屋自体が湿気ることもデメリットとして考えられます。また、キッチンの近くのリビングに洗濯物を干すなどすると、油が散ってしまって汚れが付いたり、干す場所によっては室内でも汚れる可能性もあるので気をつけたいところですね。

ですが、換気扇の近くなど空気がある程度通っている場所や、空気が通っていなくても湿気がたまらない場所であれば、室内でも問題なく乾かすことができます。洗濯機の近くに干す場所を作れば移動が少なくて済みますし、そういった細かい点でもメリットはあると思います。

――部屋干しの悩みで多いのは「臭い」問題。その原因は部屋干しではないそうですが原因はなんでしょうか?

臭いに悩まれている方は多いと思うのですが、部屋に干すから臭うのではなく、「汚れ」が落ちてないから臭うんですよね。そこがかなり元凶になっているので、まず汚れをしっかり落とすことが重要です。汚れがちゃんと落ちていれば部屋干ししても臭わないので、干し方で改善というより、洗い方で改善が第一です

写真提供/中村祐一
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梅雨時期の特集ですと、干し方をクローズアップされやすいのですが、それは二の次というか。もちろん乾きやすくする干し方はあるので実践したほうがいいのですが、きちんと洗えていれば、干し方は多少適当でも臭わないので、洗い方の見直しを優先した方がいいと思います。

「部屋干し臭」というワードも浸透しつつあり、市販の洗剤もそれを謳い文句にしていることが多いですが、あのイヤな臭いは部屋の臭いではなく、衣類に落ちずに残っている汚れが原因の臭いなんですよね。なので、洗い方がきちんとしていれば臭いは防げます。

最近、いろいろな方のお話を聞いていると、洗剤や柔軟剤などが逆に臭いの原因になっているんじゃないかとも思っていて、それ自体がきちんとすすげていなかったり、過剰に残りすぎていて、そこに菌が繁殖することによって臭いが発生しているのではないかと思っています。そうなると、「すすぎ」がすごくポイントになってくるんですよ。すすぎが1回なら柔軟剤は入れない、柔軟剤を使うならすすぎは最低2回が僕の目安です。