習近平も恐れ震える…ついにアメリカが「中国との戦い」に“マジ”になってきた!

米軍のアフガニスタン撤退を読み解く
長谷川 幸洋 プロフィール

中国が不安になれば、米国はほくそ笑む。

バイデン政権は絶対に口に出して言わないだろうが、あわよくば「イスラム過激派が対中包囲網の一翼を担ってくれれば、都合がいい」という判断もあったのではないか。私は「あったに違いない」と思う。「毒をもって毒を制す」である。

米国にそう都合よく、事が運ぶかどうかは分からない。ただ、いま米国にとって、イスラム過激派勢力と中国のどちらが大きな脅威か、と言えば、中国であるのは、あきらかだろう。

米国の世論はアフガン撤退に賛成が多い。5月4日付のニューズウィーク電子版は「民主党有権者で84%、共和党有権者で52%がバイデン氏の決定を支持している」と報じた(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/05/post-96208.php)。ちなみに、トランプ前大統領もバイデン政権の撤退表明を歓迎している。

アメリカのトランプ前大統領[Photo by gettyimages]
 

いずれにせよ、1月の政権誕生以来、アフガン撤退はバイデン政権にとって最大の戦略的決定だった。言葉で脅威や和平を語ったのとは違って、約3500人の米軍撤退は現実の軍事バランスを大きく変化させる。そして、それはアフガニスタンにとどまらず、間違いなく、中国にも計り知れない影響を及ぼす。

米軍のアフガン撤退が中国に対する抑止力強化になるなら、日本や台湾、アジアの自由民主主義国にとっては、もちろんプラスである。

6月9日に配信した「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」は、高橋さんと2人で新型コロナや東京五輪・パラリンピックの行方について議論しました。ぜひ、ご覧ください。
 
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