5月13日に発売された吉川ひなのさんの初エッセイ『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』(幻冬舎)。冒頭に綴られたのは、ひなのさんの生い立ち、13歳からスタートした輝かしいキャリアの裏側にあった“搾取”と言っても過言ではない日々、そして血のつながりから逃れられずに葛藤しつづけた行き場のない心…。その衝撃的で赤裸々な内容は大きな話題となった。

FRaUwebでは、ひなのさんが子ども時代のいびつで複雑な生い立ちをエッセイに綴った理由も取材し(『吉川ひなのが「いびつで複雑だった生い立ち」を赤裸々に語った理由』)、そちらもまた大きな反響を読んだ。今回はエッセイ発売に合わせて行った取材記事の2本目。過去を乗り越えてハワイに移住したいま、ひなのさんが考えていること、取り組んでいることなどを教えていただいた。

衝撃的で赤裸々な過去を綴ったのはなぜ…? 1本目の記事
吉川ひなのが「いびつで複雑だった生い立ち」を赤裸々に語った理由を読む

朝も夜もない東京暮らしからの脱出

吉川ひなのさんの初エッセイ『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』(幻冬舎)が上梓されたのは、コロナ禍で世界がガラリと姿を変え、その混乱が想像以上に長引いている真っ只中だ。

エッセイには、食や子育てを含む、彼女が実践する独自のナチュラルライフ、心と体の喜びにフォーカスしたオーガニックな生き方が綴られており、多くの人が自分の生き方を見直し、模索しているタイミングと図らずも重なった。

ひなのさんが現在のライフスタイルにたどりつくきっかけのひとつは、間違いなく東京を離れハワイへ移住したこと。

提供/幻冬舎
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「東京に住んでいたときは、ライフスタイルなんて考えたこともなくて、寝れる時間に寝て、仕事に合わせて起きて。朝も夜も関係なかった。食事を忘れたことに気づいたら、濃厚なミルクティーを飲んでおけばいい。それくらい食生活もおざなりにしていました。お酒も、朝まで……いや昼まで飲んで、飲みすぎているからぐっすり眠れずに具合が悪くて目が覚めてしまう日々。二日酔いがひどすぎて、起き抜けにチューハイを飲みながらお酒を抜くみたいなひどい時代もありました。

生活が整ったのは、娘を授かり、ハワイで暮らすようになってから。アメリカは、州によって違いはあるけれど、お酒の販売時間が決まっていたり、土地柄なのかハワイで暮らす人は夜よりも朝の時間を大事にしている。日本は朝早くから営業しているカフェがあんまりないけれど、ハワイには朝の6、7時からオープンしているお店がたくさんある。それに、ハワイでは自然と朝日と共に目が覚めるようにもなったし、きれいな青空を見たくて朝が待ち遠しくなる経験もしました。

東京にいたときは午前2時、3時が絶好調な人間だったので、自分は夜型だと信じて疑わなかったけど、朝日を浴びて1日がスタートする、こんなに気持ちのいい生活があると知って、あっという間に朝型人間になりました。第一子を妊娠中は、子供が学校に通うようになっても早寝早起きなんてできないと心配していたけど、その不安が嘘みたいになくなりました」