photo by istock

中古マンションで年々増加する「水回りトラブル」のヤバすぎる現実

「築30年以上」の物件は要注意
20年ほど前まではマンションのトラブルといえば、「ペット」「騒音」「漏水」が三大問題とされてきた。それが21世紀に入ってペット可マンションが急増し、遮音性能の向上で、ペットや騒音を巡るトラブルは減少しているが、唯一漏水だけはいまもトラブルが絶えない。梅雨時や台風シーズンに向けて、注意しておきたいところだ。

専有部の緊急トラブルに着目してみると…

大和ハウス工業グループの管理会社である大和ライフネクストの「マンションみらい価値研究所」は、24時間、365日受け付けしている緊急コールセンターの受信状況を調査・分析し、その結果を公表した。

コールセンターの受信案件では、オペレーターの対応で終了したものもあれば、トラブル解決のための専門業者の派遣を手配したものもある。共用部に関する受付のうち、何らかの手配を行った案件の手配箇所別の構成比は図表1にある通りだ。

トップは「機械式駐車場」の23%で、以下「エレベーター」13%、「給排水設備」9%、「扉・鍵・シャッター等」が8%で続いている。全体としては、機械設備に関する緊急コールが主体で、かろうじて、「漏水」が2%となっているが、共用部に関しては水回り関係のコールは極めて少ない。

図表1 コールセンター受付の共用部手配箇所構成比(単位:%)
(資料:大和ライフネクストマンションみらい価値研究所ホームページ)
拡大画像表示
 

それに対して、居室部分に当たる専有部に関するコールは、図表2にあるように、「キッチン」「トイレ」が各15%ずつで、以下「浴室」と「洗面所」が9%で、「洗濯機置場」が4%と、全体の半数強を水回りが占めている。

しかも、コールの内容として「漏水」に関するトラブルだけを取り上げると、図表3のようになっている。「キッチン」が19.9%のトップで、「洗面所」が15.0%、「メーターボックス」13.0%、「トイレ」9.7%、「浴室」7.9%などが続いている。

「メーターボックス」は漏水とはあまり関係なさそうに感じるが、実はメーターボックス内には、給水管、給湯管が集合しており、かつ、タテ管とヨコ管が結合されている場所であるため、意外に「漏水」が発生することが多いので注意が必要だ。

図表2 コールセンター受付の専有部分手配箇所構成比(単位:%)
(資料:大和ライフネクストマンションみらい価値研究所ホームページ)
拡大画像表示
図表3  案件名に「漏水」を含む受信の部位別構成比   (単位:%)
(資料:大和ライフネクストマンションみらい価値研究所ホームページ)
拡大画像表示

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/