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男性の遺体から「赤ん坊」の死体が出てきた…昭和の日本を揺るがした猟奇事件の全貌

医師はなぜ赤ん坊を埋めたのか

1948年1月、胃ガンで亡くなった野口三郎さん(仮名)の遺体を火葬していると、その腹のなかから赤ん坊の死体が二つ出てきた。いったいなぜそんな異常な事態が起きたのか。警察の捜査が始まった。

若き青年医

警察は野口さんの遺体が火葬場へ運ばれる直前、どこに入院していたのか調べることにした。野口さんの胃ガンが判明したのは前年1947年の11月末。入院当初から症状はすでに末期であり、手の施しようがなく1月26日未明に死亡した。この時の入院先は東京都内にある某総合病院でこの病院のベッドで亡くなったという。

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警察は野口さんの死亡時に立ち会った医師および遺族に話を聞いたところ、火葬場へ運ばれる直前、ある医師が野口さんの死亡後に腹を切り、解剖していたことがわかった。警察はこの医師が野口さん遺体に腹赤ん坊を詰めた犯人ではないか、として事情を聞くことになった。

医師の名前は松木宗次郎(仮名:35歳)といい、東京大学で解剖学を学んだ若き青年医でこの病院には執刀助手として勤務していた。

松木助手は赤ん坊を野口さんの腹の中に縫い込んだ理由を隠すことなく警察に話した。

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