中国シノファーム製ワクチンの有効性「78.1%」がハッタリだった可能性

中国が発表する「数字」は信用できない
朝香 豊 プロフィール

中国発の情報は信じられない

アメリカの公衆衛生政策に絶大な影響力を発揮してきた国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長も、新型コロナウイルスが自然に進化してできたものだということに対して「確信が持てない」とし、「我々は力の限り何が起こったのかを探求し続け、中国で起こったことの調査を続けるべき」であると述べた。

アメリカのみならずイギリスの情報機関も武漢ウイルス研究所からの漏洩説に傾いていることが報じられた。

中国が人為的に人間にかかりやすくする研究を行いながら「人から人への感染は限定的」だと説明して世界にこのウイルスを広げたということが事実だとすれば、世界の中国に対する見方は大きく変わる。中国がもたらす情報についての信憑性が地に落ちることになるのは確実だろう。

Gettyimages

「中国政府が「インチキ人口統計」の公表を1ヵ月も先延ばしにした事情」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83254)で詳述したが、中国の国勢調査の人口統計も矛盾だらけであった。矛盾の一部は珍しく主流派メディアにおいても報道されたが、まだまだその追及は甘いものであった。この人口統計にさらに厳しい目が向かい、私が明らかにした矛盾が、さらに暴かれることになるかもしれない。

そして今後は、中国が公表するあらゆる経済統計に対しても厳しい疑惑の目が向かうようになり、中国経済の実情が公式発表とは全く違ったものであることが明らかになっていく可能性も高まった。こうなれば中国投資を進めようという企業は激減することになるだろう。

そもそも新型コロナウイルスが人為的なもので、しかも感染初期に封じ込めを行わずに「人から人への感染は限定的」だという虚偽の情報を流してパンデミックを引き起こさせたのだということになれば、なおさらだ。

 

習近平政権が推し進める戦狼外交への感情的な反発も相まって、この先、中国の孤立化がより一層進んでいくのではないか。拙著『それでも習近平が中国経済を崩壊させる』で述べたように、中国に対する幻想が崩れていく流れが、はっきりと見えるようになってきた。

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