たった一言が“地獄”の入り口…私がマルチ商法にハマった「3つの理由」

収入、一貫性、そして…
西尾 潤 プロフィール

成人するまでの2ヵ月間勉強してみて、興味がつづいたらやってみればいいという。

『マーフィー 100の成功法則』『人を動かす』『アメリカの心』。名著だから読んでみて、とFさんに薦められた3冊を熟読した私の中には、

「自分は成功するに違いない」

という超のつくポジティブな思いが根拠もなしに芽生えていた。そして20歳の誕生日の翌日、私はFさんの紹介でそのビジネスに入会した。

思い込みと出会いに恵まれて、私は一時成功を収める。始めて数ヵ月でスター的な人間が傘下に入り、瞬く間にグループは大きくなっていった。おそらく1年で800人ほどに膨れ上がっていたと思う。売り上げはうなぎのぼりで、わずか20歳で最年少の高ランク保持者となり、月収は7桁にのった。

その2年後に、700万円の借金を背負うことになるだなんて、この時は露ほども疑っていなかった。

 

マルチ商法にハマった「3つの理由」

なぜ私はマルチ商法にハマったのか。理由は3つ考えられる。

1つ目は「収入」である。

マルチ商法では、ひとりひとりが個人事業主だ。つまり、入会=起業となる。いつか事業を起こして成功を収め大金を手にしたいと願っている人は少なくない。そんな時、わずかな資金で始められるチャンスと出会えたとしたらどうだろう。そこでは、学歴も人種も出身地も何も関係ない、平等なチャンスが待っている。

しかも、月収7桁超えの人がざらにいる世界だ。手軽に始められて高収入。私にとって、これは大変魅力的な入口だった。

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