鋭い銘柄分析が人気で、著名個人投資家の選ぶブログランキングで1位になったこともあるすぽさん。会社員時代に始めた株式投資で成功を収め、資産は5年で10倍になりました。成功の要因を振り返ってもらうと、根っこは小学生時代の経験でした。
ただ、そのころから抱いていた「儲かる会社の仕組み」への関心が花開くまでには長い雌伏の期間も……。小学生のときから考え続けた「どんな会社が儲かるか」。
その答えとなる鉄板のビジネスモデルとは? また、それをどのように株式投資に適用させ、成果を出してきたのか、お伺いしました。
ただ、そのころから抱いていた「儲かる会社の仕組み」への関心が花開くまでには長い雌伏の期間も……。小学生のときから考え続けた「どんな会社が儲かるか」。
その答えとなる鉄板のビジネスモデルとは? また、それをどのように株式投資に適用させ、成果を出してきたのか、お伺いしました。
小学生のころから考えていたこと
「思い返してみると、昔からどんな会社が儲かるのか考えるのが大好きでした。最初のきっかけは小学生のときでした。藤田田さん(日本マクドナルド創業者)のベストセラーが兄貴の部屋にあったんです」
「儲かるのはどんな会社なんだろう?」と素朴な疑問を抱いた小学生は、長じて株式投資で成功を収めることになる。2018年に会社を退職し、専業投資家へと転じたすぽさんだ。

「それからもビジネスや経営戦略などの本をよく読みました。スーパードライが大ヒットとなりアサヒビールが大きな利益をあげたように、ちょっとした変化が企業の勝ち負けにクリティカルに関わり、会社がガラッと変わっていく――それが面白いなと」
この興味を追求するために大学も経営学部へ――というわけではなかった。
「大学は情報系でした。実は、当時は、自分が興味があることが「マーケティング」という学問としてあることを知らなかったんです。ただ、『どんな会社が儲かるのか』ということについてはずっと考えていました」