「ラヴィット!」公式ホームページより

『ラヴィット!』MCの麒麟・川島明が、トークでも漫才でも「笑いを取れる」ワケ

「器用富豪」に達した唯一無二の芸人

「器用富豪」な唯一無二の芸人

2001年12月25日。あの日の衝撃を覚えているだろうか?

それは今から20年も昔、初めて開催されたM-1グランプリでのことだった。

突如現れたダークホース、麒麟。「麒麟です」という川島明の“ええ声”で始まった漫才は、相方・田村裕の動きに合わせて、川島が声で語りをいれるナレーションスタイル。その手の込んだ漫才の知的な構成と馬鹿馬鹿しさの融合は、お笑い界に旋風を巻き起こした。

お笑いコンビ・麒麟の川島明と田村真子アナウンサー(「ラヴィット!」公式ホームページより)
 

各コンビに厳しい点数をつけていた当時の松本人志から、「僕は今まで(のコンビ)で一番良かったですね」と絶賛された彼らは、月イチだった仕事がM-1後は週6回に増えるほど、全国にその名を轟かせたのである。

ここで少しだけ自己紹介をさせてもらいたい。僕はネタ作家という仕事をしている。世間に名の知れている中堅芸人から、まだ発掘されていない若手芸人まで幅広く、これまで累計300組以上のネタを作ってきた。

そんな僕が、今回は麒麟・川島明が使っているお笑いの技術を、言語化して伝えようと思う。実は彼の笑いの技術は、芸人に限らず誰でも活かせる凄いワザなのだ。今回はポイントを絞って、普段の会話でも使えそうなテクニックを紹介してみたい。

さて、川島といえば現在テレビのレギュラー本数が9本。最近は朝の情報番組『ラヴィット!』のMCにも抜擢され、いまやバラエティ番組で見ない日はないと言ってもいいだろう。

それもそのはず、川島はボケ、ツッコミ、トーク、イジる、イジられる、何をやっても器用にこなす、器用貧乏ならぬ、「器用富豪」になった唯一無二の芸人だからである。

そんな川島明を分析する為に、過去のいろんな出演番組を見直していくと、ある3つの技術が彼のおもしろさを支えていることに気づいた。その3つの技術を解説していこう。

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