好きな時に好きな場所へ行き、ひとり時間を楽しむ「ソロ活」に邁進する主人公を江口のりこさんが演じる、現在放送中のドラマ『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京・毎週金曜日深夜0時52分放送)。華やかなドレスに身を包み、一人でリムジンに乗ったり、フランス料理のフルコースディナーを一人で食べに行ったりと、観るたびに「こんな楽しみ方があったとは…!」という驚きとワクワク感を与えてくれるのも、このドラマの魅力の一つです。

そんな本作品の原案者である朝井麻由美さんに、「実際に行ってみて良かったおすすめグルメ」を教えていただく本企画。これまでの「居酒屋編」「焼肉屋編」に続き、今回はちょっと贅沢な「高級料理店編」をお届けします! 普段は値段的にもなかなか手が出せないけれど、いつも頑張っている自分へのたまのご褒美として、時には奮発して絶品料理を味わうのもおすすめ。普段は味わえない非日常感が、明日からの活力にもつながるはず。

コロナ禍ということもあり感染対策の意味でも「ソロ活」への注目が高まる今、緊急事態宣言の解除以降にでもぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

※こちらの企画は、朝井さんが以前プライベートで訪れた当時のお写真をお借りして、朝井さんご本人にご執筆いただく形で掲載しております。

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私は自分の課金先を「食」に決めた

30代になって驚いたのが、「お金を使う喜び」についてだ。これがもう、めちゃくちゃ楽しい。ほしいものはだいたい買えなかった10代。切り詰めることが多かった20代。30代になると比較的自由に使えるお金が増えてくる。豪遊するほどのお金持ちではなくても、昔と比べると多少は思い切った使い方ができるようになった。なんだよ、早く教えてくれよ、とすら思った。世間は脅しのようなことばかり言いおって(適齢期がどうのとか若さがどうのとか)、30代がこんなに楽しいことをひとつも教えてくれなかったではないか!

撮影/朝井麻由美

「課金先」を自分の中で持っておくのが、人生をよくするひとつなのではないかと思っている。というのも、自分が払いたい、と思ってお金を払う行為には、どこか気持ちよさが伴うような気がするのだ。

おいしいものを食べたい、と思ったとき。「おいしい」だけで言えば、高いものに限った話ではない。安い居酒屋でもおいしい店はたくさんあるし、なんならカップラーメンだって旨い。でも、自分へのご褒美的な意味でおいしいものを食べたいときに、いくらおいしくたってカップラーメンは違う。

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お高いご飯には、「滅多に食べられないレア感」ゆえの喜びももちろんある。でも、じゃあレア感だけが大事なのかというと、そうでもないと思うのだ。私はあるメーカーのおせんべいが大好きなのだが、それがどこのスーパーにもコンビニにも滅多に売っていない。たまに見かけると嬉しくてウキウキと買い物カゴに入れるけれど、ご褒美的なものを求めているときに、200円くらいのおせんべいじゃあ困る。

「金を払う」ことで得られる喜びのようなものは確実にあるのだ。きっとそういう、脳内物質的な何かが分泌されているに違いない。推しに課金する、とかもそれに近いのかもしれない。誰かに強制されてお金を払うのは嫌だけど、払いたいと思って払うのは、気持ちがいい。

それに気づいて以来、私は自分の課金先を「食」に決めた。何ヵ月に一回か、あるいは金額次第では何年かに一回かしか行けないけれど、私は推し(食)に課金したい。

……なのだけど、価格帯の高いお店ほど、1名での予約ができないことが多いという大きな壁があり、苦労が多いのも事実。今回ご紹介するのは、いずれも1名OKのお店なので、ソロ活でのお店選びのご参考にぜひどうぞ。