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水泳の「自由形」、なぜこぞってクロールを泳ぐのか…? 歴史から分かった意外な事実

1904年、セントルイス大会の目前に

水泳の自由形と言えば、クロールで泳ぐ選手の映像がイメージされる。しぶきを上げて泳ぐ選手たちの姿は壮観だ。

しかし「自由形と言えばクロール」という常識ができるまで、実は長い年月を要したことはあまり知られていない。アテネで初の近代五輪が行われた1896年まで時計の針を戻してみよう。

当時は泳法が確立されていないこともあり、自由形ではすべての選手が平泳ぎで泳いでいた。それも現在主流の平泳ぎと異なり、顔を水につけない犬かきのようなフォームだった。

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これは顔を水につけ、息継ぎをして泳ぐという概念が存在しなかったからだ。そのため、自由形で全選手が平泳ぎで競う、珍しい風景が見られたのである。

アテネ五輪の終了後、新しい泳ぎ方として背泳ぎが開発される。だが、これも水しぶきが多く上がり紳士的でないとされ、1900年のパリ五輪では自由形の泳ぎ方としては採用されなかった。

2大会にわたり息継ぎという概念がないまま進められた近代五輪だが、1904年のセントルイス大会を目前に、初めて水面に顔をつけたまま泳ぐクロールが開発される。この時に初めて水泳界で、息継ぎをするという現在まで続くテクニックが編み出されたのだ。

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