# オリンピック

「菅首相が『東京五輪』を『中止』にする可能性はある」…米大手紙コラムニストからの“警鐘”

飯塚 真紀子 プロフィール

東京五輪開催「常識から外れている」

なるほどと思う。筆者も“問題が起きてから対処するアメリカ”については、日常生活を送る中、感じていた。

例えば、筆者の住まいの近くに交通量が多い大通りがある。しかし、横断歩道の数が少ないため、筆者も車が来ないタイミングを見計らっては横断していた。ある時、その大通りを横切っていた歩行者が車にはねられるという事故が起きた。すると、数日後には、その歩行者が横切ろうとしていたところから程近い交差点に新しく横断歩道が敷かれていた。

交通事故の予防に力を入れていないことには問題を感じていたが、事故後の対応は速かった。

事前対応と事後対応 photo/iStock
 

新型コロナウイルス対策においても、日本は、手洗い、消毒、マスク着用など徹底した予防に力を入れた。それが奏功して、当初は、他国と比べて、感染が抑えられていた。

一方、アメリカの場合、日本のようには予防に力を入れていなかったことはマスク着用率が低かったことから明らかだ。しかし、感染拡大という大問題が起きたため、すぐにワクチン開発に乗り出すことで問題に対処した。

しかし、今、日本の“予防する文化”は機能していないといえるだろう。なぜなら感染を本気で予防したいのなら日本政府は五輪を中止するはずだが、開催を強行しようとしているからだ。

「五輪を開催したら、当然、感染者が出ることになります。バブル方式で予防するとはいっても、感染が起きるのは必至で、万全とは言えません。慎重できちんとしている日本だから、開催中止による予防というやり方が取られるべきなのに、なぜ、日本政府が日本の常識から外れるような行動をとってるのか理解できません」

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/