ファーウェイ・ジャパン王剣峰会長、初めてメディアに吐露した100分

アメリカの圧力をどう受け止めているか

来日8年目、まだ43歳

近藤: 今日は、大手町で一番忙しいと言われ、メディアにもほとんど登場しないファーウェイジャパンの王剣峰会長にお話が聞けるということで、楽しみにして、ここファーウェイジャパン本部(東京・大手町)にやって来ました。

王: そんなに忙しいわけではありませんよ(笑)。

近藤: ところで王会長はいつ日本へ赴任されたんですか?

王: 2013年の11月19日です。

近藤: 日付まで覚えているんですね。もしかして、理科系のご出身ですか?

王: そうです。ファーウェイの社員は、多くが理科系の出身です。

近藤: お若そうに見えますが、おいくつですか?

王: 43歳です。

近藤: 本当にお若いんですね。ということは、東京に来られた時は35歳?

王: そうなりますね、34歳、35歳でした。

近藤: そんなにお若くて、これだけの大組織を率いてきたわけですね。大企業の本社が犇(ひし)めく大手町で、一番若いトップではないですか?

王: そんなことはないですよ。日本の大手企業は年功序列だけれど、ベンチャー企業のオーナーたちは、私より若い人が何人もいますよ。

近藤: 日本法人だから、日本人がトップに就くということではないんですね。

王: そうですね。これは一般論ですが、欧米の多国籍企業は、現地の国籍の人がトップに立つ傾向があります。それに対して、日中韓の多国籍企業というのは、本社から来たその国の人がトップに立つことが多いように見受けられます。

近藤: 確かにそうですね。それにしても、最近は世界を股にかけた多国籍企業といえども、コロナ禍で大変でしょう?

王: それは大変ですよ。でも、いま一番大変なのはインドですよね。先日、コロナウイルスに冒されたインドの8歳の少女の記事を読んだんです。彼女はすでに意識が朦朧(もうろう)としていて、最期に「パパ、ママ、さようなら!」と言って息を引き取る。とてもかわいそうな話でした。

近藤: インドは本当に悲惨なことになっていますね。さらにインド変異株も世界に拡散して、日本も周知のように、一向に緊急事態が解除されません。

ファーウェイジャパンの業務も、王会長の日本での生活も、コロナで一変したと思いますが、最近はオフの時、何しているんですか?

 

王: 私は宮崎駿監督のファンなんです。彼の作品は、すべて観ましたよ。それから、高畑勲監督の『火垂るの墓』も素晴らしい。日本のテレビドラマも面白いですね。

近藤: そう思いますか? 私は以前、北京に4年住んでいたんですが、逆に中国のテレビドラマにハマり、帰国したら日本のテレビドラマが、何だかチマチマ感じられて……。

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