ワタナベエンターテインメント代表取締役社長・渡辺ミキさん

「演劇に出会って人生が変わった」ワタナベエンターテインメント社長がそう語る理由

「好きなことが何もない子どもでした。やる気も、あらゆる欲もなかった。それでも演劇と出会い、すべてが変わりました」

ワタナベエンターテインメント代表取締役社長・渡辺ミキさんの人生は、演劇・ミュージカルとともにある。それらに「救われた」とまで語る背景とは――。

中学校で演劇部に入部。最初の部内オーディションで音響を担当することに。演劇を通じて、大きな気づきがあったという。

「大げさではなく、初めての“社会活動”だと思いました。異なる役割の人同士が掛け算になり、一つの作品を作り上げる。そこにおもしろさがあったんです」

加えて、演劇は「フェア、平等」だと感じたそう。当然、演出家が世界観を取りまとめ、脚本がすべての基準にはなる。それでも、それぞれに欠くことのできない役割があり、演劇とは「社会の縮図」であるような気がしたという。

 

また、“自己解放”のトレーニングとの出会いも大きかった。具体的には、戯曲に入る前に、ほかの劇団員に向けて言葉のキャッチボールをするというものだ。

「ややこしい承認欲求や自信のなさを置いておいて、自分のニュートラルな状態を知ることができました。そこには、先輩も後輩もなく、一対一で相手と向かい合い、少しずつ性格も開けていきました」

演劇のメソッドは、社会生活を助ける――心の底からそう思った。演劇のトレーニングによって、コミュニケーション能力が高まり、自分が客観的にどう見えているのかを知ることができた。その結果、自意識で悩むことがなくなったのだという。だから演劇に救われた。人生が変わりはじめた。

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