円安のウラでいま起きていること photo/iStock

日本円が「一人負け」、為替市場でもはや「蚊帳の外」になっていた…!

ドル円の取引高は半減で、円独歩安へ

円の「下落幅」が突出している!

為替市場はドル相場の軟化が目立つ状況が続いている。とはいえ、ドル売りが先行する状況にあってもドル/円相場が下落する兆候はなく、円独歩安の機運が強まっている。

年初来の対ドル変化率に関し、主要通貨の現状を見たものが図表1である。

図表1:主要通貨のスポットリターン
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現状、対ドルで下落している通貨の方が珍しい状況だが、その中でも円の下落幅は突出している。

また、下落している通貨のほとんどが経常黒字国であり、「需給が評価されにくい相場環境」ということもわかる。

片や、カナダドルや英ポンドのような経常赤字国でも大きめの上昇幅を実現しているのは、やはりワクチン接種率と経済正常化への期待値が高いということの表れなのだろう。

英国はインド変異株の感染拡大が懸念され、6月21日の完全な行動制限解除が延期される可能性が高まっているものの、6月1日には昨年7月以来の「死者ゼロ」を実現している。ワクチンにより日常が復活しつつあるのは間違いないだろう。為替市場はそこを素直に評価しているのだと言える。

IMM通貨先物取引における対ドルポジションを見ても、対ドルで大幅に売り持ちされているのは円だけであり、円独歩安というフレーズがしっくり嵌まる。

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