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木下優樹菜の「3億円賠償」騒動に、広告代理店が戦々恐々としているワケ

CMはよりシビアに

3億円の賠償騒動

昨年7月に引退発表しながらも、モデル業を続けているタレントの木下優樹菜が、引退前にイメージモデルを務めていた化粧品会社「ロハス製薬」など2社から損害賠償を求める民事訴訟を起こされたと伝えられた。

2社は、引退のきっかけになったタピオカ店とのトラブルなどでブランドイメージを毀損したとして、木下ほか元所属事務所プラチナムプロダクション、広告代理店バードマンの3者を相手に約3億円もの損賠賠償を求めている。

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この件を深刻に見ているのが広告業界で、別の広告代理店関係者からは当事者ならずとも「新型コロナウイルスによる大不況もあって、契約中に問題を起こしたタレントへの賠償請求は厳しくなりつつある」との話が聞かれた。

「これまで広告業界は、CMとか広告契約中に問題を起こしたタレントが不祥事を起こしても、賠償請求にはあまり強硬姿勢はとってこなかったんです。基本、損害賠償は(1)クライアントの企業から広告代理店に請求して、(2)その代理店からタレント所属の芸能プロに請求される流れですが、代理店は(1)の段階で止めて(2)の請求を控えめにすることが多かったんです。

それは人気タレントをたくさん抱える芸能プロ側との良好な関係を保っておきたいから。代理店は大手なら年商は兆単位のところもあるほど、違約金が1億円とか2億円とか出ても全体の割合でいえば小さい。それよりも広告の業界シェアをキープする方が重要で、そのためには有力な芸能プロとの関係は不可欠です。あるタレントは不祥事で5億円の賠償とスポーツ紙に報じられていても、実際に本人が負ったのは6000万円程度だったということもありました」

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