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「総理大臣になったら何をするんですか?」人気急上昇中の議員の「答え」

小川淳也議員特別インタビュー(1)
永田町でのアダ名は「修行僧」。地盤も看板もカバンもなく、無名で異質の存在なのに、一部の層から熱烈な支持を集める野党議員がいる。立憲民主党の小川淳也衆議院議員だ。小川議員は、日本の未来について何を考えているのか?

現代新書の新刊『本当に君は総理大臣になれないのか』から、小川議員への「ガチンコ」インタビューを、全4回にわたって特別公開する。(聞き手:現代新書編集部)

いざ、真剣勝負

──はじめに一つだけ確認しておきます。政治家の本にありがちな、馴れ合い、お世辞やお追従満載のインタビュー、一方的な政策紹介本にするつもりは一切ありません。小川さんにとって答えづらいところもあるかもしれませんが、あとで活字になったゲラを見て「ここは都合が悪いからカットしてほしい」と言われてもお断りします。つまり完全な「ガチンコ」の取材なのですが、そのような条件でもよろしいですか?

 

小川 結構です。すべておまかせします。

──ありがとうございます。それでは始めましょう。意地の悪い質問に聞こえたらすみません。

このインタビューで明らかにしたいこと、最大の目的は、「小川さんは総理大臣になったら何をするんですか?」をはっきりさせることだと思っています。

約17年間にわたって、小川さんの国政への初出馬からの選挙活動を追い続けたドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』(大島新監督 2020年)が話題になりましたが、ここでは「では、総理になったら何をしますか」ということをストレートに聞きたい。

もちろん、小川さんが2014年に『日本改革原案』(光文社刊)という政策提言の書を出したこと、その本の中で「生涯現役」「列島開放」「環境革命」「国際社会の変革」という4つの構想を軸に詳細な政策提言を行っていることは知っています。

ということで、よろしくお願いいたします。

右肩上がりの時代に作られた「国の形」はもはや維持できない

小川 具体的な政策提言についてお話しする前に、まずは、私がなぜそのような考えに至ったかについて少し説明させてください。それには『日本改革原案』の中でも使った2枚の図を見ながらお話しするのが一番いいと思います。

(両方の図を指し示しながら)いまの日本の最大の問題は「持続可能性の危機」にあります。日本が今後、いまの状態を維持することはできません。それはなぜなのかを一言で申し上げれば人口問題です。大事なポイントは2つ。第一に、日本の人口が2008年に1億2808万人というピークを迎えた後から減少に転じ、そのペースが加速している点です(図1)。そして第二に、日本の人口の年齢構成・人口構造が激変している点です(図2)。

【図1】日本人口の長期推移
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【図2】人口構成の激変
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図1を見れば一目瞭然ですが、われわれが当たり前だと思っていた「右肩上がりの時代」というのは、日本の長い歴史からみれば、実はきわめてレアな時代なのです。人口が爆発して急激に増えることで、それに応じて生産力も上がり、高い経済成長を遂げたのも、明治維新から2008年までの、せいぜい140年足らずの出来事にすぎません。高度成長の時代は、歴史的にみればわずかなスパンにすぎない。

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