# 音楽

『ボヘミアン・ラプソディ』、ラストまで「仕掛け」だらけの凄い映画だった!

「コンプレックス・ソング」の魅力とは
菅原 裕子 プロフィール

■Love of My Life

一躍スターダムにのし上がった彼らは海外遠征ツアーの日々に。そのためメアリーとは疎遠になり、2人のぎこちない関係が徐々にあらわになってくる。

 

この曲はフレディが自分のセクシュアリティについて彼女に打ち明ける場面で流れる。混乱するメアリーにフレディは「それでも自分の人生に共にいてほしい」と告げる。シンプルで美しい旋律を持つ、メアリーへの愛を綴った歌だが、映画では逆にフレディとメアリーの今後の人生での“不協和音”を予告する。

 

■Another One Bites the Dust

クイーン最大のヒット曲。80年代に入り、長かった髪を切り髭をたくわえたフレディのファッションは一変する。スタジオでの演奏シーンと、怪しげなナイトスポットで男たちと視線を交わし合うフレディの姿が交差する。「また一人倒れ、死んでいく」という歌詞も不吉さをあおり、スキャンダラスな雰囲気を盛り上げる。

 

■Who Wants to Live Forever

マネージャーの裏切りやメンバーとの決裂によりフレディは追いつめられていく。やがてしのびよる病の影。眠れぬ夜を過ごし、鏡の中の自分を不安げに見つめる。残された時間を燃やし尽くしたいと思う彼の心を「誰が永遠に生きたいだろうか?」と、この曲が代弁する。

 

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