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この国を支配する「コロナ脳」問題…日本人は「バカとマゾが9割」なのか

集団ヒステリーはもう十分だ(前編)

日本人はバカとマゾだらけ

新型コロナについては「ヤバいです」というスタンスに立たないと“人でなし”扱いされることは、この1年4ヵ月の経験で皆さんもよく分かったことだろう。

その空気の中では客観的データなど一切の意味を持たない。とにかく「お気持ち」「恐怖心」「生命・延命重視主義」という空気の中では冷静なデータや事実の読み解きなど、ただただ邪魔なのである。

最たる例が、前内閣官房参与、嘉悦大学教授・高橋洋一氏の辞任騒動である。同氏の2つのツイートが大炎上し、メディアからも猛烈なバッシングを受け、野党は国会招致を求めるほどの大騒ぎだった。

問題視されたツイートは以下の通りである。

「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」
「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」

同氏はいずれのツイートでも日本の被害が欧米各国より軽微であることを示す「Our World in Data」のグラフを貼り、その解説として文章を添えたのだが、テレビはそのグラフは紹介せず、言葉だけを切り取った(グラフの一部は出たものの、テロップで核心部分は隠れていた)。

これを受け、たとえば『めざまし8』(フジテレビ系)MCの谷原章介氏がこの発言を問題視するなど、高橋氏はメディアから全面的な批判を浴びせられた。谷原氏の発言については、テレビを見てコタツ記事を作ることが仕事のスポーツ報知電子版が、下のようなお手軽記事を掲載した。

〈 谷原章介、「さざ波発言」で辞任の高橋洋一氏に怒り「頑張っている人みんなをバカにしている」〉

 

『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演する社員コメンテーター玉川徹氏は、「内閣官房参与は総理に直接会って助言をする立場ですよね。総理は助言を得るために国税を使ってわざわざ任命しているんです」と発言。その後、高橋氏はツイッターで「調べてから言うべき。私に対する国費はないのだが」と玉川氏に反論。内閣参与としての仕事は無給で行なっていたという。

谷原氏の発言は大方「コロナで亡くなっている人がいるのに『さざ波』などとそのヤバさを矮小化するなど許せない!」という意味であろう。ただ、どう考えても、日本は数字は他国と比較すると「さざ波」である。しかも、後述するが、高橋氏の発言意図とは論点が大きくズレている。

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