2021.06.01
# 日本経済

「ステルス値上げ」のウラで、いよいよ日本経済に「巨大インフレ」が襲ってくる…!

まもなく世界経済でインフレが起きる可能性が出てきた――。その原因の一つが、世界経済でいま急速に進む「中国外し」だ。しかし、それだけではない。インフレが起こるとしたら、供給に問題が生じるコストプッシュ型インフレであり、現在その「供給の問題」が次々と起こっているという。

ウッドショックは氷山の一角

木材の不足による価格高騰が「ウッドショック」と呼ばれて騒がれているが、これは氷山の一角といえよう。

半導体不足も話題になっている。半導体材料の供給にも制約があるが、台湾での半導体生産の遅れは、製造に不可欠な水の不足によるところが大きい。水は限りある資源であり、影響は長期化するであろう。

2018年8月13日公開の「異次元緩和でも日本にインフレが起こらない極めてシンプルな事情」で、金融市場をプールに例え、満杯にする(金利を下げる)ためには長い時間がかかるが、(金利を上昇させる)には水道の蛇口を締めれば一瞬だということを述べた。

インフレになったとき、どうする… photo/gettyimages
 

これは金利だけではなく、商品やサービス全般にいえることである。

水道の蛇口から水が出しっぱなしでデフレに陥っていたところ、蛇口が締められて一滴も出なくなれば、すぐに猛烈なインフレがやってくる。デフレを鈍行列車に例えれば、インフレは急行列車であるから、兆候が見えたらすぐに対処しないと間に合わない。

そして、過去のコストプッシュ型のインフレの主役であった、食糧とエネルギーにも大きな懸念が出てきた。

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