# 相続

2500万円分の遺産を「兄が支払ってくれない」、39歳の弟がとるべき「最良の手段」

貞方 大輔 プロフィール

いつまで経っても、長男が2500万円の代償金を払わないのです。

戸山さんの一周忌を迎えたとき、次男は長男に思い切って切り出しました。

「兄貴、代償金の2500万円いつ払ってくれるのかな?」

長男は、さも何事もなかった様子で切り返します。

「あー、払ってなかったっけ? わかった、わかった。来週の仕事の合間にでも支払っておくよ」

しかし1週間経っても、1か月経っても、次男の口座には入金がありません。

そんなこんなでさらに1年が経ちました。

 

どう対処するのがいいか

次男も特にお金に困っているわけではありませんし、すぐにお金が欲しいとは思っていません。それよりもけじめをしっかりつけてほしいという気持ちでした。

とっくに相続登記(自宅の名義変更)も終えて自宅の名義は長男となっています。

周りからは弁護士に相談したほうがいいと言われたりもしますが、兄に簡単に現金(弟に支払うための準備金)が用意できないことはわかっていますし、なにより兄弟間の今後のことを考えるとなかなか踏み出せず、いまに至っているそうです。

では、こうしたケースで次男はどう対処すればいいのでしょうか。

お願いベースでは埒が開かない場合は、以下の方法で回収に動くのが一般的です。内容証明、仮差押え、訴訟、強制執行という普通の道順が想定されます。

やや特殊ですが、今回のように会社が関わっている場合、会社の資産からの回収を目指すという方法もありえます。自宅兼工場を差し押さえるのが一番回収に直結しますし、相手方も嫌がるだろうと思います。ただ、一旦こうした行動に出ると、泥沼は避けられません。

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