# 相続

2500万円分の遺産を「兄が支払ってくれない」、39歳の弟がとるべき「最良の手段」

貞方 大輔 プロフィール

これは会社経営者の相続には本当に良くある話です。

たとえ自分の会社に社長自身が貸したものであろうとも、相続人にとっては立派な債権(プラスの資産)であり、財産なのです。世間の方々も大手企業の社債などを買うことがあると思いますが、それと同じです。

自分の親が経営していた小規模な会社の債権も、相続においては額面で評価されるのです。

 

あれ、もらえる額が少ない…?

相続の手続きが進むにつれ、次男はあることに気づきました。

「まあ、自宅は兄(長男)が相続するのは仕方ないですよ。でも、相続人の最低限の権利である「遺留分」とやらがあるそうなので、今回は4分の1(=「法定相続分」である2分の1の、さらに2分の1倍)が自分の最低限の権利だと聞いていました。

なので、少ないけど現金1800万円弱(7000万円の4分の1)もらえればいいや、と思ってました。しかし、違ったんですよね。親父の遺産は7000万円じゃなくて1億2000万円だったわけですから、そうなると遺留分は3000万円じゃないですか」

次男の主張は正しく、兄弟で話し合った結果、長男が自宅と会社の債権両方を相続し、次男には「代償分割」として2500万円を支払うことが決まりました。3000万円には少し足りませんが、まあいいかと次男は納得しました。

こうして無事に相続手続きも完了…と言いたいのですが、本当の問題はその後から始まりました。

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