高齢者の死者激減…ワクチン接種が進むドイツで起きていること

夏休みに旅行できるようになるのか
福田 直子 プロフィール

隔離ホテルは大丈夫なのか?

とはいえ、まだ接種が進んでいない大多数の国では、今もソーシャル・デイスタンシング、マスク着用、手洗いなど、最低限のコロナ感染対策を続けざるをえない。

コロナ感染では「優等生」と「劣等生」が短期間に入れ替わることがあるが、台湾やオーストラリアなど、これまでは「コロナ感染対策優等生」といわれていた国々で、最近、インド型変異ウイルスのクラスターが新たに認められている。

しかも太平洋アジア地域ではワクチン接種が遅れている。台湾では帰国したパイロットから、オーストラリアでもコロナ隔離ホテルで変異型ウイルスの感染がみられた。

オーストラリアでは、ある男性がインドからモルジブとシンガポールを経由し、帰国。4月19日から5月4日まで二週間の隔離ホテルに滞在中、3回のPCRテストでは陰性であった。ところがアデレードの隔離ホテルに滞在後、メルボルンに移動して感染が認められている。

隔離違反は特に認められなかったにもかかわらず、その後、陽性になったのは隣室の感染者のためではないかとみられた。二人のゲノム分析で同じウイルスが検出されたからだ。隔離ホテルで隣の部屋の感染者がほぼ同時期にホテルのドアを開けていたため、アエロゾールで感染したのではないかという。インド型変異ウイルスが予想以上に感染を速めているのではないかとも想定されている。

 

このことは、日本での「隔離政策」にも疑問を投げかけざるを得ない。

最近、筆者の周りでも「日本に帰りたいのは山々ながら、三日間、隔離されるのがいやだ」という知人が多いのは陽性者と陰性者が混ざる「隔離ホテル」が不安の原因となっているからだ。

もちろん、飛行機内での感染も稀にではあるが認められることから、遠方への移動の前にワクチン接種を終えたいと思うのも当然だろう。

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