高齢者の死者激減…ワクチン接種が進むドイツで起きていること

夏休みに旅行できるようになるのか
福田 直子 プロフィール

ロックダウン中、食料品店以外で営業の許可があった店舗では「何時に来店するか」というアポをとった上に、入り口で連絡先を記入し、三つの「G」について答えなければならなくなった。

「三つのG」とは、すなわち「ワクチン接種が二回終わった人」、「コロナに感染したが治癒した人」、そして「簡易検査で陰性の人」である。この三つのどれかにあてはまる場合のみ、たとえば、ビアガルテンへの入場が許可される。

これは逆にいうと「三つのG」がない場合、つまりワクチン接種も終わらず、コロナ感染もしたことがなく、かつその場で簡易検査に応じない場合は、入場ができない。

ワクチン接種もせず、コロナ感染もしておらず、かつどこへ行くにも簡易検査を24時間以内に受けたくない、あるいはその場で受けたくない、という場合は逆に「入場を拒否されるという不自由」が課せられることになった。

柵に囲まれた近所のカフェ(筆者撮影)
 

カフェに入るためにいちいち簡易テストを受けるのも面倒なので、これは「ワクチン接種をして早く自由になりましょう」という政府からのメッセージでもある。

また、ドイツ人にとって「いきがい」でもある夏休みのヴァカンスを控え、「移動の自由」を得るためにはぜひともワクチンを受けなければと、思う人も少なくないだろう。

ヴァカンスの再開はすなわち多くのEU諸国にとって経済活動の再開でもあるため、欧州連合(EU)は7月までにスマホアプリのQRコードで「ワクチン証明」を提示できるよう、急ピッチで準備中だ。

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