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# リモートワーク

「800名、ほぼリモートワーク」の会社経営者が「チャットこそ空気を読むな」と言う理由

コロナ禍で急速に広まりつつある、チャットを使ったコミュニケーション。これからの時代、チャットをいかに上手に使いこなせるかによって、成果も大きく変わってくるだろう。「800名の従業員のほとんどがリモートワーク」という株式会社キャスターのCOO(最高執行責任者)で、著書『会社には行かない』を出版した石倉秀明氏は、「チャットこそ空気を読んではいけない」と語る。リモートワーク時代のコミュニケーションで心がけるべきことを、同氏にくわしく解説してもらった。

「チャット力」が求められる時代に

昨今、組織内におけるコミュニケーションの手法は多様化している。対面やメールでのコミュニケーションに加え、その利便性から近年多くの企業で取り入れられるようになったのが「Slack」や「Chatwork」、「Microsoft Teams」などに代表される「チャット」だ。

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2020年からの新型コロナウィルス感染拡大によるリモートワーク(テレワーク)への移行で「チャット」の必要性はさらに高まったが、リモートワーク導入の有無に関わらず、あらゆる業種の企業や働き手にとって「チャット」は有効活用できる。

ところが、現実として、チャットを利用したコミュニケーションを理解し、本当に使いこなしているビジネスパーソン、チームは多くない。チャットツールを導入しているものの、実際にはチャット上でのコミュニケーションがほとんどなかったり、淡々と全社への連絡事項が流れてくるだけ、といった状況の会社も残念ながら多く見受けられる。

しかし、リモートワークへの流れも加速するこれからの時代、チャットは「コミュニケーションの要」と言っても過言ではない。チャットコミュニケーションの本質を理解し、どこまで使いこなせるかで個人の仕事はもちろん、チームとしての生産性にも大きく影響する。ビジネスで成果をあげるための必須の力として「チャット力」が求められる時代なのだ。

そう言い切れるのは、私が取締役を務める株式会社キャスター(本社:宮崎県西都市)では「チャット」が会社運営や働き方を支える基盤となっており、まさに「オフィスの代替」として存在しているからだ。

 

当社では、2014年9月の創業からほぼ全員がリモートワークで働いている。2021年4月時点でメンバーは800名以上(うち雇用社員約350名)。47都道府県、16ヶ国にメンバーがいるが、同じチームでも一度も顔を合わせることなく業務をすることも珍しくない(私も取締役という立場ではあるが、実際に顔を合わせ対面で会ったことのあるメンバーは30名ほどである)。

また、事業としてオンラインで中小企業の人事・総務・経理・秘書などの業務をアウトソーシングで請け負ったり、企業のリモートワーク導入のコンサルティングなどを行ってきたが、「リモートワークでスムーズに業務が回らない」と相談を受ける会社は100%と言っていいほどチャットをうまく使えていない。

本記事では、実際に当社で伝えているチャットでのコミュニケーションの考え方や、コンサルティングなどを通して提供してきたことの一部を以下でご紹介する。

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