「郊外の戸建て」には要注意
「負動産」の場合、早めに売りに出したとしても、住宅ローンの残りの金額よりも低い金額でしか売れません。つまり売却するためには手元の資金の資金を減らさないといけないのです。
こうなると、売りたくても売れない、という状況になりえます。売りたくても売れない結果、競売になってしまうのです。
怖い話をしましたが、マンションの場合、「負動産」になるケースはあまり多くありません。
マンションはコンクリートできています。価格が安い木材ではなく、わざわざ価格の高いコンクリートを使ってまで階を重ねているのは、それだけその地域に需要があるからです。他の人も欲しいと思うマンションであれば、「負動産」になる可能性は低いのです。

それゆえ、適正金額で購入すれば、どんな時期であったとしてもマンションはあまりリスクがありません。
賃貸マンションであっても、分譲マンションであっても、どちらでも毎月の居住費用がかかることは間違いありませんので、あとは適正金額かどうか、毎月の支払いが可能かどうかをチェックすれば良いのです。
そもそもマンションを買うべきかどうかについては、過去記事〈マンションを買うべきか迷った30代独身男性が「やってはいけないこと」〉をご覧ください。
コロナ禍の中で私が注意して欲しいと思っているのは、郊外の戸建てを買うケースです。特に昨今、温泉や観光地として人気のエリアで、4,000万〜7,000万程度のオシャレな戸建てを検討する方が増えています。