マンションの住宅ローンが払えなくなった人が、絶対に避けるべき「最悪の事態」

物件が差し押さえされて…
針山 昌幸 プロフィール

動き出しが早ければ…

ではどのような場合に、競売になってしまうのでしょうか。

私が見てきた中で、残念ながら競売になってしまうケースは「動き出しが遅れてしまうケース」と「負動産」のケースです。そして、動き出しが遅れてしまうケースとは、何もしないままずるずると時間を重ねてしまった状況です。

 

先ほどもお伝えした通り、マンションの場合早めに売却に動いていれば、住宅ローンの残債を支払った上で手元に現金を残すことが可能な場合が大半です。

また「支払いが苦しいな」と思っても、銀行に状況を話してしばらく住宅ローンの支払いを待ってもらったり、金利分だけの支払いにしてもらったり、というようなことも可能です。

しかし、こういった行動を何も起こさず、ただ銀行への支払いを行わない状況が続くと、銀行は差し押さえをしてきます。

「そんなことがあり得るのか」と思われるかもしれませんが、収入が減る状況とは、概して大変なもの。精神的にもキツいものがありますし、仕事量が増えてマンションのことを考える余裕がなかった、ということがあり得るのです。

いちばん恐ろしいのは、自分が持っている不動産が財産ではなく「負動産」であるケースです。「負動産」とは、市場価格が低く、住宅ローンの残債よりも低い金額でしか売れない物件のことを指します。

「負動産」になりやすい物件は下記のような特徴を持っています。
・駅まで歩いて行けないほど駅から離れている
・歩いて行ける範囲に商業施設がほとんどない
・市場価格よりも高い金額で購入していた
・買いたいと思う人が限られるようなリノベーション、デザイン、設備になっている
・周辺地域の高齢化が進んでいる

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