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副業で、本業の2倍稼ぐ大手企業サラリーマン。その発想法とは?

掘って掘って掘りまくるとビジネスになる
働き方が多様になっていく中で注目された「副業」が、いま再び人々の耳目を集めている。副業解禁の企業が増え、実際に副業をする人も増加し、成功話が次々と出てきているからだ。副業は、お金になる。と同時に、働き方を豊かにもする。そして、副業で得た知見は、本業に活かすこともできる。ここでは副業で生き方を豊かにしている人を紹介したい。大手飲料メーカーに勤める森新(もり・あらた)さん。彼は、誰もが使っている手元の“アレ”を稼ぎの鉱脈に変えた。「コロンブスの卵」的な発想の転換がそこにはある。
 

障害のある肉親の分まで生き、動き、働きたい

――「副業」に興味を持ち始めたのは、いつ頃からでしょうか。

 実は、学生の時から起業したり、人材派遣業の手伝いをしたり、色々やっていました。学業を本業とすれば、それらは「副業」ですよね。そう考えると、今まで死ぬほど副業をやってきたと思います。

森新さん

――その後、大手企業に就職されるわけですが、起業したまま独立経営をするつもりは?

 なかったです。個人でできることの規模のショボさに衝撃を受けてしまって(笑)。組織をテコに社会に価値を提供した方がいいと考えて、大手飲料メーカーに就職しました。ただ、やりたいことは「事業を生み出す」だったので、その点は起業と一緒です。1,000億円レベルの事業を回したいと思っています。

――1,000億! また半端ない規模ですね。

 でもそれ、一人じゃ難しいですよね。

――で、組織でやると決めた。森さんのその原動力は、何なのでしょうか。

 好奇心のかたまりですからね、僕。

――いや、好奇心だけで1,000億の事業をやりたいって発想になります?(笑)

 ならないですかね(笑)。別の理由もあります。肉親が知的障害などさまざまな障害を持っていて、ICU(集中治療室)に出たり入ったりしている状況なんですね。僕は、そんな彼の分も動いて、彼にとっての自慢の存在になりたいんです。しかも、新しい事業の内容は、彼に商品が届くものにしたいと考えました。食べ物や飲み物が商材ならいけるかなあと。それで、現職に就きました。「1,000億」という金額は、「自慢の存在」という像の「自慢」に直結するインパクトが出るだろうという思いで立てた目標です。

――大手なら、「新規事業」みたいな部署が「やりたいこと」に合いそうですが、そこに異動するのも難しいですよね。

 結果は出しました。営業から出発して、人事を経て、いま新規事業に入って2年半になります。

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